家庭菜園のきゅうりが黄色くなる理由と収穫の時期と食べる方法

家庭菜園ではどんな野菜を育てていますか?
夏にぐんぐん生育するのが楽しみな野菜といえば、きゅうりがあります。

ですが大きくなるのを待っていたら、家庭菜園のきゅうりが黄色くなっているということはありませんか?

収穫の時期にポイントがあるようですが、収穫のタイミングについて紹介します。
また、せっかく育てたきゅうりを捨ててしまうのは、もったいないことです。
黄色くなってしまったきゅうりは食べることが出来るのでしょうか。

美味しく食べるヒントがありましたのでご紹介します。

また葉っぱが黄色くなってしまうきゅうりの病気もありました。その症状と対策も紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

家庭菜園でミニトマト栽培。初心者なら苗から育てるのがオススメ

家庭菜園が初心者という方におすすめな野菜の一つにミニトマトがあります。 ミニトマトは種から育て...

家庭菜園の大根の生育に欠かせない肥料の事。追肥のやり方

大根は初心者でも家庭菜園で育てやすい野菜とされていますが、良い大根を作るコツがあります。 大根栽培...

プランターで栽培するトマトの土は野菜栽培用の土がおすすめな訳

トマトを毎日、たくさん食べたいという方は是非トマトを育ててみましょう。 プランターで作るトマト...

家庭菜園で育ったネギの収穫。大きさやタイミングや収穫方法

家庭菜園でネギは育てやすい野菜の一つです。 我が家の家庭菜園のネギも毎年気がつくと何もしていないの...

家庭菜園のナスの収穫の時期と大きさやタイミングを紹介

家庭菜園で育った楽しみなナスの収穫。ナスの収穫にはコツがあります。 まずは収穫の時期やタイミングに...

家庭菜園の枝豆の収穫の時期や日数の目安。収穫の仕方とその後

家庭菜園で穫れた枝豆は、冷凍の枝豆とは違った甘みや豆の味が強く感じられ家庭菜園ならではの楽しみがある...

天日干しのやり方と米の脱穀・精米方法!米が美味しくなる理由

天日干しをした米はとっても美味しいことから、最近では天日干しの米が見直されてきています。 自分...

家庭菜園でトウモロコシ栽培。種まきのやり方と美味しく作るコツ

家庭菜園の夏の時期の楽しみな野菜にトウモロコシがあります。 トウモロコシはもぎたて、茹でたてが一番...

ナス栽培中の葉っぱの整え方と、葉っぱが丸くなった時の対処法

マイホームの購入と同時に家庭菜園を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。 家庭菜園ではどんな...

プランターにサツマイモの苗を植え付ける方法3つとやり方

料理やお菓子にも大活躍のサツマイモ。是非自分で育ててみたい野菜です。 プランターでも栽培が出来ます...

家庭菜園でバジルをプランター栽培。初心者には苗がオススメ

バジルはどこで手に入れていますか?お店で購入する方がほとんどでしょうか。 バジルは家庭菜園でも...

家庭菜園でナスの栽培。プランターでもすくすく育つ育て方の紹介

家庭菜園では色々な野菜を栽培することが出来ます。 庭がなくても、ベランダやちょとしたスペースで手軽...

家庭菜園でネギ栽培。プランターで種から育てる方法と収穫まで

ネギも簡単に家庭菜園で栽培することが出来る野菜の一つです。 またベランダや少しのスペースがあれ...

家庭菜園の大葉につく虫の駆除方法と寄せ付けない為の工夫

大葉は家庭菜園で作る野菜の中でも簡単に育てることができ、たくさん葉をつけるのでオススメな野菜です。 ...

家庭菜園のほうれん草の種まきの時期やまき方や栽培方法のコツ

スーパーの野菜コーナーにいつもある野菜の中にほうれん草があります。ほうれん草は夏の時期を除くと一年を...

スポンサーリンク

家庭菜園のきゅうりが収穫前なのに黄色くなることはある

家庭菜園で代表的な野菜の中に「きゅうり」を上げる人が多くいると思います。
一般的に野菜を育てるという点では難しいイメージがありますが、ここではきゅうりの家庭菜園での育て方について気になるポイントを色々と紹介していきたいと思います。

まずは、きゅうりについて簡単に説明したいと思います。

きゅうりの生態

ウリ科の植物で、ツル状に長く伸びていく途中に花が咲き、やがて実をつけるのが特徴的な姿です。
昔は熟した黄色い実を食してましたが甘みが薄いために、最近では緑色の未熟な実を食べるのが一般的になりました。
原産地はインドの北部やヒマラヤ山麓の涼しい気候のため、日本の環境でも栽培しやすいというのが魅力の一つでもあります。
名前の由来は完熟した黄色い瓜の姿から、漢字で「黄瓜」というところからきているとも言われています。

生態について紹介しましたが、一般的に家庭菜園できゅうりを始めたばかりの人が経験する壁としていわれるのは、「黄色くなってしまった」状態です。
こうなると食べられないのでしょうか?

上記でもお伝えしていますが、黄色くなってしまうと完熟している状態のため甘みは薄く、市場で出回っている緑色の胡瓜の味の感覚ではなくなってしまいます。
そのため、スーパーで出回っているサイズ以上に育てたいがために、収穫時期をのがしてしまい黄色く完熟させてしまう原因にもつながってくるのです。

家庭菜園の黄色くなったきゅうりは食べることが出来る

では、黄色く完熟してしまったきゅうりはもう食べることができないのでしょうか?

黄色く完熟してしまったきゅうりは食べることができる

巨大化を夢見て、大きく育ち過ぎてしまった黄色いきゅうりは、腐っているわけではないので食べることはできます。
ただ、何度もお伝えしてますが、甘みが薄いため、少し調理するなど手を加えた方が美味しく食べられるのは特徴ともいえるでしょう。

美味しく黄色いきゅうりを食べるためのレシピを紹介したいと思います。

【オイスター炒め】

  • 黄色いきゅうり…好きなだけ
  • ごま油…適量
  • オイスターソース…適量

手順は簡単です。
黄色きゅうりを薄めにスライスしたら、フライパンに胡麻油を敷きオイスターソースで炒めるだけの簡単レシピです。
甘みが薄い黄色きゅうりもオイスターソースや胡麻油を加えるだけで、風味豊かなしっかりおかずの仲間入りとなり、大事な夕飯の副菜の一品に早変わりすることでしょう。
分量はお好みで調節して下さいね。

家庭菜園のきゅうりの黄色い花が咲いたのに実が大きくならない。枯れてしまうワケ

では、ここからは栽培する上で気になるポイントを紹介したいと思います。

花が咲いたのに実がならないのはなぜか

多くの人がぶち当たる壁の一つですが、目当てのきゅうりがならない!なんて経験ありませんか?
残酷ではありますが、この現象は「実が枯れている」現象です。
せっかく花が咲いたのに…とあと一歩のところで夢が散ってしまいました。
原因としては、もともとの株自体の弱さや水や肥料不足がおもな原因と言われています。他には、多湿や日照不足も原因の一つとなります。
株自体の弱さで実をつけないという現象は、育てている最中に重要なポイントをのがしている要因が考えられます。
5、6節くらいまでは、雌花がついたとしても手で摘み取り栄養が行き渡るように十分に確保しておく必要があります。
販売されている苗から購入したきゅうりの場合は、まだあまりツルも伸びていないため実を育てるだけの力が備わっていないので、栄養を十分にコントロールできるようになるため人の手が必要になるでしょう。

水、肥料、日照不足は漢字を見ただけでわかりますよね。
水が足りないと萎れてくるのでわかりやすいです。
一般的な生育時期を検証してみて生育が遅いと感じる場合は、肥料不足の可能性も大きいでしょう。
あとは、植物にとって命とも言えるのが太陽の存在です。
きゅうりの大きな葉は、太陽の光をいっぱい浴びることで光合成をし、養分を蓄えると言われています。
ですので、きゅうりを栽培する場所としては、日当たり良好の場所を選ぶことをオススメします。

家庭菜園のきゅうりの葉っぱが黄色くなるのは病気の可能性

上記では実が黄色くなった状態は完熟を意味しているとお伝えしましたが、葉が黄色くなった場合はどのような状態なのでしょうか?

枯れてしまう危険信号

観葉植物など、植物全体に共通して言えるのが、緑々しい葉が黄色くなるという現象です。
これは、いずれかの原因によって枯れてしまうという危険信号なのです。

  • 日照不足
  • 低温、高温による生育環境
  • 病気
    など、様々な原因が考えられますので、環境を今一度確認しなおす必要があるでしょう。
    原因の中で一番確率が高いのが、「病気」です。
    きゅうりの病気として代表的なのは「べと病」や「うどんこ病」です。

べと病は、葉限定で発生する病気です。
高い湿度管理の場合に発生することが多く、薄い黄色小さい斑点を常時徐々に葉の全体が黄色くもろくなってくるので最終的には枯れてしまうという、カビの病気です。

うどんこ病は主に葉や茎、果実など全体に発生する可能性の高い病気です。
名前の通り、うどん粉の粉のような白い斑点が発生し、多くなってくると葉の全体が灰色に変色し枯れてしまう病気です。これはカビの一種ですので気をつけましょう。

きゅうりの葉の病気の対策法

では、どのように対策をたてることで、病気から守ることが出来るのでしょうか?

上記の代表的な病気のべと病とうどんこ病は、風や水分により簡単に繁殖してしまうカビの一種なのであっという間に広がってしまうというところがなんとも厄介な特徴です。

べと病は早期発見がカギ

実は、対処法が無いとも言われているため、早期発見が注目されているのです。
葉脈に沿ってブロック状に黄色く変色を始め、最終的には白っぽくなり全体へ広がり枯れてしまうという病気ですが、梅雨の時期や葉が青々と込み合ってくる時期に多く発生することから、なるべく日当たり良好のポイントを選び、多湿の風通りの悪い場所は避けるよう工夫が必要になるでしょう。
葉と葉が重なり合うことを避けるように工夫することもオススメします。
また、土からも感染することも厄介な特徴です。
雨が降ると水たまりになり、その跳ね返った水分が葉に付着することでべと病のカビ菌が繁殖するという現象が起こるのです。
ですので、雨水の跳ね返りを予防する意味でもマルチシートなどの栽培シートを利用することもオススメします。(ホームセンターで販売してます。)

うどんこ病を防ぐ方法

こちらは、最初の段階の苗の植え方を工夫するという方法で、うどんこ病のカビ菌を防ぐことができます。
簡単に説明しますと、苗は地表から3cm位出した状態で植えるという一工夫です。
この方法で明確な根拠は見つかっているわけではありませんが、土と苗の距離を離すことで何らかの良い環境を生み出しているのではないかと推測できるというわけです。

ここまで、きゅうりの育て方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
自分で丹精込めて育てた作物を食することが出来るなんて、とても素晴らしいことですよね。
作物も生き物ですので、愛情をかければかけるほど必ず元気に育ってくれることとわたしは思いますので、ぜひ色々な作物にチャレンジしてみて下さいね。