バジルはどこで手に入れていますか?お店で購入する方がほとんどでしょうか。
バジルは家庭菜園でも栽培することができます。ちょっとしたスペースがあれば、栽培できますのでプランター栽培がオススメです。
バジルは種からの栽培も出来ますが、初心者さんにオススメな方法は市販の苗を使って栽培するといいでしょう。
まずは苗の選び方を紹介します。
次にプランターや土や肥料の選び方を確認しておきましょう。
準備が整ったら苗を植えていきますが、その手順を紹介していきます。
栽培で重要な水やりや、間引きや追肥の作業について、また同じプランターに一緒に植えると相性の良い植物も併せてご覧ください。
家庭菜園で作ったバジルを使ってパスタ、ピザ、バジルソースなど料理が楽しくなりそうです。
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家庭菜園初心者さんにはプランターでのバジル栽培は苗がおすすめ
ハーブの中でもバジルはいろいろな料理に使える、とても便利なハーブですよね。
ドライハーブが手頃ですが、やはりフレッシュな方が独特な香りを楽しむことが出来て、美味しいです。
フレッシュなバジルを使いたい時は、その都度購入するのが一般的ですが、自分で栽培すれば、いつでも使いたい時に摘み取ることが出来ますよ。
バジルは家庭菜園初心者でも育てやすいハーブです。
ハーブならではのポイントもありますが、日当たりの良い場所を確保できれば、大抵は元気に育ってくれますよ。
また、プランターで苗から栽培する方法なら、小さなスペースで始めることが出来ますし、種から育てるよりも難易度が低いのでおすすめです。
バジルの苗は株がしっかりとして、ぐらついていないものを選びましょう。
ヒョロヒョロと徒長しているものは避け、節が詰まっていて葉っぱの多いものがおすすめです。
バジルをプランターで家庭菜園する時のプランターと土と肥料の選び方
バジルをプランターで育てる時には、バジルの苗はもちろんですが、プランターや土、肥料なども必要になります。
ここでは、プランター栽培に必要なものとその選び方についてご紹介しましょう。
- プランター
バジルを育てる時には、移動が出来るように60cm~70cm程度の大きさがおすすめです。
お店に行くと「600型」とか「700型」というように表記されているはずです。
プランターを用意する時には、底にも注目してください。
プランターで育てる場合には水はけが重要になりますから、可能であればそういった工夫のされているものが良いでしょう。 - 土
ハーブは弱アルカリ性の土を好み、保水性・通気性・排水性・保肥性なども適度に必要です。
土は自分で配合することも可能ですが、初心者の場合にはハーブ用の土を購入するのがおすすめです。
特に元肥が含まれている土なら、植え付け時には肥料も不要で便利です。 - 肥料
元肥が含まれている新しいハーブ用の土を使うなら、植えるける時には肥料は必要ありません。
1ヶ月程経過したら、固形肥料や液体肥料などを施しましょう。
化成肥料に抵抗があるなら、油かすを使うのも良いでしょう。
固形肥料や油かすは月に1回、液体肥料は1週間~10日に1回が目安です。
もしも下の方の葉っぱが黄色くなってしまったなら、肥料不足が原因です。
プランターによって不要な場合もありますが、一般的なプランターで用意した場合には、鉢底ネットや軽石も必要です。
また、水やりのためのジョウロや植え付けに使うスコップなども用意してくださいね。
家庭菜園でバジルの苗をプランターへ植える時の手順を紹介
バジルのプランター栽培に必要なものは用意できましたか?
準備が整ったら、早速植え付けましょう。
バジル苗をプランターへ植え付ける手順
- プランターに鉢底ネットを敷き、軽石を底が見えなくなる程度入れます。
- ハーブ用の土を、プランターの縁から2~3cm下まで入れます。
- スコップでバジルの苗のポットと同じくらい大きさの穴をほって、水を注ぎ入れます。
- バジルの苗を指の間で挟むように持ち、逆さまにしてそっとポットから取り出します。
- 注いだ水が土に染み込んだら、取り出したバジルの苗を穴に入れて、根元に土を被せて軽く押さえます。
- 間隔をあけて、他の苗も植え付けます。
- 全ての苗を植え付けたら、底穴から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
使うプランターによって植えられる株数が異なります。
600型で2~3株、650型で3~4株、700型なら4~5株を目安にしましょう。
株間は20~30cmが目安です。
バジルの植え付け期は4月から9月です。
バジルのプランターの水やりについて
バジルをプランターに植え付けた後は、管理が大切になります。
家庭菜園の管理で最も重要になるのは、水やりだと思います。
水やりは多すぎても少なすぎても、トラブルを招いてしまうので注意が必要です。
一般的なハーブは乾燥に強いものが多いのですが、バジルは乾燥に弱いハーブですから、特に水やりは注意が必要です。
土の表面が乾いたら、底穴から水が流れ出るくらいたっぷりと与えてくださいね。
春と秋には1日1回、夏場は1日2回を目安に行います。
気温の高い日中は避けて、朝と夕方に行いましょう。
寒くなってきて冬が迫ってくるとバジルは次第に枯れていきますから、それまでは水やりを忘れずに行いましょう。
プランターのバジルが大きくなったら必要な作業
バジルは植え付け後にもいくつか作業が必要です。
- 間引き
植え付ける時のバジルの苗は、1つのポットに数本生えている状態だったと思います。
そのため、植え付けから1~2週間ほど経ってから、間引きを行いましょう。
一度にすべてを間引くのではなく、2回に分けて行います。
まずは、茎が太く元気なものを2本選び、他のバジルは根元から剪定ハサミで切って摘み取りましょう。
更に1週間程経ってから、どちらか1本を選びます。
剪定ハサミで切り取ったバジルは植えなおしたり、水栽培することも出来ますよ。 - 摘み取り
茎が20~30cmになったら収穫できます。
摘み取る時は、丈夫の柔らかい葉っぱから必要な分だけ摘み取ります。 - 摘芯
はじめての摘み取りの時に一緒に行うのがおすすめです。
摘芯は中心の茎の先端をハサミで切り落とす作業です。
こうすることで、茎の脇から生える芽にも養分を回すことが出来るので、結果的に収穫量を増やすことができます。 - 摘花
バジルは花が咲いてしまうと葉っぱが固くなって、味も落ちてしまいます。
花穂が出来たら、早めに摘み取りましょう。
こまめに摘み取ることで、長く収穫を楽しむことが出来ます。
バジルのプランターに一緒に植えたい植物
2種以上の植物を混植することで、お互いの病害虫を抑えたり生長を助け合う植物の組み合わせを、コンパニオンプランツといいます。
バジルのコンパニオンプランツとしてもっとも有名なのはトマトです。
バジルとトマトは料理でも相性抜群ですが、栽培の時にもベストパートナーです。
バジルは水分を好みますが、トマトは乾燥気味に育てる野菜です。
トマトにとっては余分となる水分をバジルが吸い上げることで、お互いに助け合って生長します。
また、臭いの信号を頼りにトマトに寄ってくる害虫は、となりのバジルが発する臭いで、トマトの臭いの信号が撹乱されてしまい、寄り付きにくくなると言われます。
ただし、害虫に対しての効果は、あまり期待しないことをおすすめします。
実際に混植してみるとわかりますが、期待するほどの効果は得られず、虫が付くことも多いです。
イタリア料理では欠かせないのが、バジルですよね。
サラダでも、肉料理でも、あると無いのでは全く美味しさが違います。
自分で育てると、いつでもフレッシュなバジルを楽しむことが出来ますよ。
バジルは初心者でも育てやすいハーブですから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。