家庭菜園のナスの収穫の時期は地域にもよりますが、6月中旬~10月上旬とされています。
そしてたくさん実がなったナスの苗が7月ころになると「なり疲れ」をおこします。
そこで必要な、更新剪定という作業があります。更新剪定とは新しい芽を出すために枝を切る作業なのですが、やり方や手順を紹介します。
ばっさりと枝を切ったり根切りをしたりするので枯れてしまわないかと心配になってしまいますが、更新剪定の後もしっかりと育っていきますので安心して行ってみてください。
また更新剪定をしなくても良い場合もありますのでご覧ください。
他にもなすの連作障害やコンパニオンプランツについて紹介しますので、なす栽培の参考にしてみてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
家庭菜園のトマトの水やり頻度を確認。環境に合わせた水やり頻度
トマトは家庭菜園での中でも育てやすく人気があります。 家庭菜園で野菜を育てる場合の大事なことの一つ...
-
プランターでミニトマト栽培。育て方と準備する物と育て方のコツ
サラダやお弁当はもちろん、煮たり焼いたりと色々な場面で大活躍のミニトマトは、栄養価も高く毎日食べたい...
-
家庭菜園のレタスにつく虫の驚きの対処法と寄せ付けない為の方法
家庭菜園で野菜を育てていると付き物なのが害虫です。 特にレタスなどの葉物野菜にはびっしりと虫がつい...
スポンサーリンク
家庭菜園のナスの更新剪定の時期や必要な訳について
都心に住んでいる方など、「家庭菜園」に魅力を感じている方も思います。
家庭菜園は日々の生活の中で、自然にふれることできてとても魅力的ですよね。
家庭菜園でナスを育てている方ですが、剪定についてご存知ですか?
どうして剪定という過程がナスを育てる上で重要になってくるのか、訳をここで説明していきます。
「剪定」という作業が必要な理由ですが、ナスも多くの実をつけた後は実を出すことで疲れてしまいます。
「新しい芽を出す」エネルギーを残す為にも、余分な枝を切っていく、これが「剪定」という作業になります。
次のステップの為に余計なエネルギーは減らして、新しい芽を出すことに集中する。その為に「剪定」という作業をしていきます。
いかがでしたか?どうしてナスを育てるのに、「剪定」という作業が必要なのか、理解していただけたでしょうか。
家庭菜園のナスも更新剪定しよう。手順を紹介
どうして家庭菜園で栽培しているナスを剪定する必要があるのか、その理由については、上記の説明で理解できたと思います。次は、実際に、家庭菜園で栽培しているナスを更新剪定していきましょう。初心者の方には、この枝を切る作業に抵抗があったり、大掛かりな作業に見えるかもしれません。新しい芽ができるのに必要な作業なので、遠慮せずに切っていく必要があります。
ナスを更新剪定する方法について
- 成長しているナスは、伸びている枝の半分から3分の1位を切っていきます。葉っぱの数は2枚ほど残して切ります。
その際、わき芽が出ていたら、それを切るのも余計ば部分にエネルギーが行かずに済む良い方法です。 - 虫の被害に遭った葉っぱも切っていきます。
- ナスの根元から30cmほど離れた場所をほって、根を切っていく。
- 根を切った部分に液体の肥料を入れて終了です。
更新剪定したら家庭菜園のナスが枯れないか心配。必要ない場合も
これから思い切って更新剪定をするけれど、本当に家庭菜園のナスをそんなに切ってしまっても枯れないのか心配…。
本当に大丈夫なのか、不安なあなたのその疑問に答えていきます。
根がしっかりしているので大丈夫
家庭菜園で栽培しているナスも栄養素はしっかりと根で吸収しているので、剪定をしたとしても、枯れることはありません。
「剪定」という作業をしても家庭菜園で栽培しているあなたのナスは枯れませんので、安心して剪定をしていって下さい。
剪定が必要ではない場合もある
「剪定」というのは、あくまでも新しい芽を期待したり、より大きな収獲を期待する時に行います。
もし、あなたの家庭菜園のスペースに限りがある場合で、それほどの収獲を期待しない場合はやる必要はありません。
収獲をした後ですが、そのままナスの苗をとって、別の野菜を育ててみても問題はありません。
家庭菜園のナスの連作障害とコンパニオンプランツについて
家庭菜園をしていると、「連鎖障害」という言葉を聞いたことある方もいると思います。
他の野菜を育てている時に、「その言葉聞いたかも」と感じる方もいると思います。
ナスは、その連鎖障害を気にしなくてはいけない部類の野菜になります。
同じ場所でナスを栽培すると、根に障害がおきたり、成長にも滞りを感じる状況に至ってしまいます。
同じ場所でナスを栽培するのを6年位間隔をあけて栽培しなくては、上手にナスを成長させることができなくなってしまいます。
プランターで育てる方もいると思いますが、そうではない場合は、連鎖障害についても注意して栽培していって下さい。
コンパニオンプランツとは?
農学や園芸学において、近傍に栽培することで互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと。コンパニオンプランツを2種類以上、近傍に栽培することを混植または混作と呼ぶ。
違う種類の野菜を混ぜて育てることで虫除け対策になります。
ナスを家庭菜園をする際には、パセリも一緒に栽培すると、害虫からの被害から守り予防することができます。
ナスの収穫と栽培のポイントを確認
家庭菜園で育てているナス。最善な収獲の時期と、栽培のポイントを確認して良いものを収獲していけます。
収獲のポイントは大きくなりすぎないこと
ナスを収獲する際にポイントになることですが、実があまり大きくなりすぎと、固くなりやすくなってしまいます。
少し早い時期に収獲した方が、食べ頃の良いものをとることができます。
あまり実が大きくなりすぎるとその分、苗にも負担がかかるので、ある程度の大きさになったら、収獲をしていきましょう。
栽培する際のポイント
ナスは割と高温を好みます。どの位の高温かというと、32度以上では、さすがに成長に問題おきてしまいます。
大体、25度位の場所で栽培するのが、ナスにとっては良い環境になります。
追肥はしていく
実がついた頃には追肥をしていき、必要なエネルギーを切らさないようにしていきます。
日光が好き
ナスは日光が好きなので、日当たりには注意して下さい。十分な日当たりがないと、実の色にも変化が出てきます。
家庭菜園でナスを育てていると、新しい芽を咲かせる為に、「剪定」という、枝を切っていく作業が必要になります。割と思い切った作業なので、初心者の方にとっては、「こんな作業をして、ナスは枯れたりしないの?」と躊躇するような作業になります。
それ以上成長を望んでいない方、スペースに限りがある方には不要になりますが、もっと収獲を期待している方には大切な作業になります。枯れることもないので、安心して剪定を行っていきましょう。