元気に育っている多肉植物の鉢は何年くらい経っていますか?
1年以上経っている場合や、鉢の底から根が出てきていたらそれは植え替えのサインです。
他にも植え替えのサインはいくつかあります。
植え替えのタイミングのようなら大きめの鉢に移してあげましょう。
長い間同じ鉢のままだと、根腐れしやすく成長に影響が出てしまいます。
ここでは多肉植物の植え替えの方法や必要な道具について紹介します。
植え替えがうまくいかない場合とは?初心者さんにありがちな失敗例も参考にしてみてください。
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大きくなった多肉植物の植え替えのタイミングを知っておきましょう
インテイリア性も高く育てやすいので、多肉植物を育てる人は多いですよね。
元気に育っていたはずの多肉植物に異変を感じたなら、以下に当てはまらないかチェックしてみてくだい。
一つでも当てはまるなら、植替えのタイミングです。
- 鉢底から根が出ている
- 鉢いっぱいに成長している
- 下葉が落ちて、そこから根が出ている
- 蒸れていないのに、外側の葉っぱが枯れてきた
- 1年以上植え替えを行っていない
長い間同じ鉢で育てていると、土の団粒構造が崩れてしまうので水はけが悪くなって、根腐れを起こしたり土の栄養が減ってしまうので生育が悪くなったりしてきます。
土は植物にとって生命線です。定期的に植え替えて、元気に育てて上げましょう。
植え替えが決まったら、早速準備に入りましょう。
植え替えの前の多肉植物のチェック方法とは
多肉植物を植え替えるときには、必要なものを揃えるより前にチェックしなくてはいけないことがあります。
植え替え前に確認する事2つ
植え替える多肉植物の生長タイプをチェック
生長タイプは、成長時期によって春秋型、夏型、冬型の3タイプに別れます。
休眠期に植え替えると根が茎が弱りやすいので、それぞれの成長期のはじめに行うのが理想的です。
目は鉢の土の乾燥具合のチェック
植え替えの日が決まったら、それより1週間程度前から水やりを控えて、鉢の土をしっかりと乾かしましょう。
植え替える時には、鉢から多肉植物を取り出して、根の土を落とします。
これらの作業を行う時に、土がしっかりと乾燥していると土が崩れやすいので、ダメージを軽減することが出来るのです。
乾燥しているかチェックするには、土の色や重さを目安にしましょう。
土の表面が乾いて白っぽくなり、乾燥しているので重さも軽くなります。
土の縁が少し反り返るような状態も目安になります。
多肉植物の植え替えに必要な物を準備しよう
多肉植物を植え替える時に必要なものをご紹介します。
- サボテンや多肉植物専用の土
- 植え替える多肉植物よりも1回り大きな鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- ハサミ(消毒済)
- 割り箸
小さな多肉植物の場合には、ピンセットなどもあると便利です。
はじめての植え替えなら、土はサボテンや多肉植物専用の土を購入するのが、最も手軽です。
予め配合されているので便利ですが、育てている多肉植物に合った土にしたいという場合には、自分で配合してみるのも良いでしょう。
多肉植物は水はけの良い土を好みます。
鉢は、今お使いの鉢より1号大きなものを用意します。
すでにかなり生長してしまっている場合や、生長スピードが早い種類であれば、2号位大きくても良いでしょう。
ただし、鉢が大きすぎると土が乾燥しにくく、根腐れの原因となるので大きすぎには注意が必要です。
ハサミは伸びすぎた根を切るために使いますが、植物によっては菌にとても弱い事があります。
切り口から雑菌が入らないように、熱湯をかけて殺菌消毒しておきましょう。
割り箸は、鉢周りを突いて土と根を馴染ませる時に使います。
棒状のものであれば大丈夫です。
いよいよ多肉植物の植え替え。その方法や手順について
いよいよ多肉植物の植え替えです。ですが、植替え前の準備があります。
植え替え前の準備
- 鉢を傾けて、多肉植物を取り出します。
- 根の部分の土を、優しく揉み落とし、古い根はカットします。
- 半日陰で2~3日程乾かします。
植え替えの方法
- 鉢にネットを敷いて、鉢底石を入れます。
- 多肉植物を鉢に入れて、土を流し入れます。
- 割り箸などで土を突いて、根と馴染ませます。
- 植え替え後1週間~10日程経ったら、たっぷりと水を与えます。
一般的な植物の場合には植え付け後にたっぷりと水を与えますが、多肉植物の場合は水を上げないので注意しましょう。
1週間~10日程経って、土と根が馴染んでからたっぷりと水を与えます。
多肉植物の植え替えの方法を間違えてしまった失敗例をみてみよう
多肉植物は比較的育てやすい植物ですが、植替えの時に失敗したという話も耳にします。
植え替え失敗の話を聞くと、大きく3つの原因に分かれています。
植え替え時期を間違えた
多肉植物は休眠期に入るとあまり生長しません。
この時期に植え替えてしまうと、予後が悪くなって枯れてしまう事が多いです。
植え替えは成長期のはじめに行うのがベストです。すでに休眠期が迫っているなら、次の成長期まで持ち越した方が良いでしょう。
植え替えで古い根をカットしすぎた
鉢から取り出した多肉植物は、古い根をカットして整えます。
しかし、この時に切りすぎてしまうと、水分や栄養を充分に吸い上げることができず枯れてしまいます。
茶色く干からびた部分をカットするのが基本ですが、慣れるまでは多少古い根が残っても良いので控えめにカットするのがおすすめです。
植え替え後に水やりした
植え替え直後の多肉植物は、少しダメージを受けている状態です。
水分を吸い上げる力も弱まっていますから、この時に沢山のお水を与えてしまうと、土に水が残ってしまい根腐れの原因になってしまいます。
これら失敗例を反面教師として、上手に植え替えを行いましょう。
一回り大きな鉢に上手に引っ越すことが出来たら、多肉植物はすくすく育ってくれます。