多肉植物の寄せ植え後にすぐに水やりがNGな理由

最近人気の多肉植物ですが、お部屋のインテリアに飾っている方も多いと思います。
見た目も可愛らしく、育てやすさが魅力ですよね。

そんな多肉植物ですが、寄せ植えをした際や、植え替えをした際には、すぐに水やりをするのはNGなんです。
普通の植物は植え替え後にはたっぷりとお水をあげるというのが基本なので、ついついあげたくなってしまいますが、多肉植物の場合には違います。

寄せ植え後にすぐに水をあげるとダメな理由や、失敗しない寄せ植えのコツなどをご紹介します。

多肉植物は水をあげるタイミングを見極めるということが大切です。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

多肉植物の増やし方!葉挿しで増やす手順と成功させるポイント

多肉植物を増やしたいという時にはいろいろな方法がありますが、葉挿しで増やす方法もよく使う方法です。 ...

多肉植物を葉挿しで増やそう!植え替え方法やコツ・ポイント解説

多肉植物を増やしたいと考えている人は、葉挿しという方法で多肉植物を増やす方法を試してみてください。葉...

多肉植物【セダム】の基本的な育て方。初心者でも育てやすい品種

最近、多肉植物はお部屋のインテリアとしても人気ですよね。他の植物に比べ、お世話も比較的手間が掛からず...

多肉植物の土に生えたカビの対処法!原因を知って正しい管理を

多肉植物の土にカビが生えてしまうと見た目も良くないですし、そのまま育ててもいいのか心配になりますよね...

多肉植物の植え替えで失敗する理由と失敗しない植え替え方法

多肉植物は成長に合わせて植え替えをする必要があります。この時、ただ単に植え替えをすれば良いというわけ...

多肉植物の鉢植えをおしゃれな寄せ植えに!可愛い多肉インテリア

多肉植物は育てやすさと見た目の可愛さから、最近人気の鉢植えですよね。 ぷっくりとした姿は可愛らしく...

アデニウムの植え替えの方法を紹介。手順やポイントを確認しよう

アデニウムは多肉植物に分類され、砂漠のバラとも呼ばれています。 アデニウムが大きく育ち、鉢が小...

多肉植物・セダムが枯れる原因で考えられる事と対策や予防策

多肉植物は男性の部屋にも合いますね。中でもセダムは育てやすいことから人気があるかもしれません。 ...

多肉植物の種類・初心者にもおすすめの花咲く多肉植物と育て方

家で植物を育てたいと考えている人もいますよね。でも、一人暮らしでお世話をする時間があまりない・どんな...

アデニウムの育て方!落葉が始まる冬場は温度・水やりに注意

アデニウムを初めて育てる人は、いまいち育て方がわからないこともあります。アデニウムの葉が落葉し始めた...

多肉植物の水やりは夏は特に注意です。頻度や時間帯をチェック

多肉植物の水やりは、意外と難しいのかもしれません。 水がいらないという勘違いや、やり過ぎも枯れ...

多肉植物の育て方。冬の時期に毎日する事と注意点や対策方法

植物にとって気温が下がる冬の季節は苦手です。 多肉植物も同じで冬の時期は、管理の仕方によっては...

多肉植物の種類が多いことに驚きます。3つのタイプや属名とは

最近注目の多肉植物。よくみると本当に様々な形や色、花を咲かせるタイプもありますね。 多肉植物にはじ...

多肉植物の育て方に問題あり?伸びた観葉植物の救済方法を紹介

多肉植物が元気に育っていると思っていたら、ヒョロヒョロとなんだか伸びすぎていると感じていませんか? ...

多肉植物を入れる鉢に穴がないと困ったあなたへ贈る解決法

雑貨屋や小物屋で見つけたおしゃれな鉢に、観葉植物を植えたら素敵なインテリアになりますね。 つい色々...

スポンサーリンク

多肉植物の寄せ植え後にすぐ水やりするのはNG

多肉植物は、ぷっくりとした見た目がとても愛らしく癒やされますよね。
種類もたくさんありますから、寄せ植えしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
そこで疑問になるのが水やりです。一般的な植物の場合には、植え替え後にはたっぷりとお水を与えますよね。
しかし多肉植物は、植え替え直後には水やりしないと聞いた事がありませんか?

多肉植物を寄せ植えした時、植え替えによってストレスが加わっている状態です。
その状態の多肉植物に水を与えると、更にダメージを与えることになってしまうのです。そのため、多肉植物を寄せ植えした時には、1週間ほど水やりをしません。
根が新しい土に馴染んでからお水を与えるようにします。

土へ植え替えた場合には、植え替えから1週間後にたっぷりとお水を与えます。
その後、また1週間は水やりを控え、さらに1週間後には、またたっぷりとお水をあげます。
その後は普段どおりの水やりペースに戻しましょう。

土ではなくハイドロカルチャーへ植えかえた場合には、水やり方法が少し異なります。
ハイドロボールは保水に優れていますから、たっぷりと与えると根腐れの原因になってしまうのです。
霧吹きで、ハイドロボールが湿る程度だけの水を与えましょう。
その後の管理も、同様に霧吹きでハイドロボールを軽く湿らす程度与えます。

ちなみに、植え替え前の株を土から抜いたら、半日陰で3日ほど乾燥させましょう。
新しく使う土も湿っているなら、乾燥させてから使います。

多肉植物の寄せ植えは水やりの量が同じ種類同士で

多肉植物を寄せ植えしたけど、失敗してしまったという話を聞いたことがありませんか?
寄せ植えは色合いなどの見栄えも大切ですが、育てる上では管理の簡単さも重要になります。
寄せ植えを失敗しないコツは、成長期が同じものを集めるのがポイントです。

多肉植物は自生していた場所によって育ち方が違います。
夏型と冬型を合わせると、休眠期が反対ですから、水やりがとても難しくなってしまいますよね。
成長期が同じであれば、温度や水やりの管理が簡単になりますから、枯らすような失敗も防げることでしょう。

さらに管理を簡単にするなら、同じ種類同士で寄せ植えにするのがおすすめです。
多肉植物はたくさんの種類がありますが、大きく以下5つに分類されます。

  • キク科
  • サボテン科
  • ツルボラン科
  • パイナップル科
  • ベンケイソウ科

同じ種類だと水やりの量や置き場所などが似ているので、初心者でも上手に育てることができますよ。

多肉植物の寄せ植えに適した鉢や土の選び方

次は多肉植物の寄せ植えに必要な、鉢や土についてご紹介します。

多肉植物の寄せ植えをする鉢はどのようなものがいい?

寄せ植えにする場合には、インテリアとしての要素も大きいので、見た目重視で選ぶと良いでしょう。
置く場所の雰囲気と、植える植物の量を考慮して選びましょう。

ポイントは底穴があるタイプを選ぶことです。
底穴が無いタイプは根腐れを起こしやすく、水やりがとても難しくなります。

鉢ではなく、ワイヤーバスケットなどに寄せ植えすることも可能です。
その場合には、土が流れないようにガーデニング用のジュートも用意しましょう。

多肉植物に必要な土は?

多肉植物専用の土を使うのが最も簡単な方法です。
排水性が考えられた専用の土ですから、そのまま使うことができます。
多肉植物専用の土には、普通の土のように見えるものの他に、小さな石っぽいものでできているタイプがあります。
インテリア性などを考慮して、お好みで選びましょう。
もし、近場のお店で見つからない場合には、観葉植物の土で代用することもできます。

多肉植物を寄せ植えした時に、土が見えるのが気になる方は、ジュートファイバーなどで覆うのも素敵です。
よりオシャレな寄せ植えにすることができますよ。

多肉植物は水やりのタイミングが大切

多肉植物は比較的丈夫で肥料もあまり必要なく、水やり回数も少なくて済むので、初心者に人気の植物ですよね。

しかし、意外と水やりは苦戦する人が多く、根腐れさせてしまったという話もよく耳にします。

多肉植物の水やりのタイミングは、「土がしっかりと乾燥したら」と聞いたことがあると思います。
土に関して言うと、乾燥と湿潤のメリハリが重要です。

しかし、それよりももっと大切なチェックポイントがあります。
それは、葉っぱです。

多肉植物の葉っぱや茎には水がたっぷりと含まれていて、ぷっくりとした可愛らしい姿をしていますよね。
土が乾燥していても葉っぱに張りがあるなら、お水は足りています。

葉っぱの張りが少し無くなってきたら、「お水ください」のサインですから、たっぷりと与えてください。
また、お水を与える時には、葉っぱにかからないように気をつけてあげてくださいね。

土だけでなく、多肉植物からのサインを目安に水やりすると、根腐れさせることなく育てることができますよ。

多肉植物の種類に合わせた育て方

先ほど少しだけ触れましたが、多肉植物には成長期と休眠期があります。
そして、その違いによって大きく3種類に分けることができるのです。

  • 夏型
    熱帯原産が多く、20~30℃で最も生長します。
    日光が大好きですからたくさん当ててくださいね。
    冬は休眠するので、葉がしおれる位待ってから水やりしましょう。
  • 冬型
    他の種類に比べると比較的寒さに強い種類です。
    反面暑さには弱いので、秋から春にかけてもっとも生長し、夏前に休眠します。
    気温は5~20℃が適温なので、置く場所に注意しましょう。
  • 春秋型
    適温は10~25℃で春と秋に最も生長し、夏と冬には休眠します。
    休眠期には水はほとんど必要ありません。

寄せ植えする植物を選ぶときにも参考になりますよ。
寄せ植えは屋外でも可能ですが、温度管理なども考慮すると、屋内で育てるのがおすすめです。