多肉植物の土に生えたカビの対処法!原因を知って正しい管理を

多肉植物の土にカビが生えてしまうと見た目も良くないですし、そのまま育ててもいいのか心配になりますよね。そのままにしていると、どんどんカビが増殖してしまう可能性もあります。

多肉植物の土にカビが生えてしまったら、どうやって除去すれば良いのでしょうか。カビを取り除いて、快適な環境で育てたいものです。

ここでは、多肉植物の土にカビが生えてしまった時の除去方法と、カビが生える原因、カビの予防方法についてお伝えします。正しい管理方法を知って、多肉植物の土のカビを予防しましょう。

カビが生えないように上手に管理をすることで、多肉植物を上手に育ててくださいね。

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多肉植物の土に生えたカビを除去する方法

多肉植物を育てている時に、土にカビが生えてしまったらゲンナリしてしまいますよね。
はじめての場合にはどうしたら良いのかわからずに、見なかったフリをしたくなるかもしれません。
しかし放置していると、どんどんと広がってしまうので出来るだけ早めに対処しましょう。

「カビの部分の土を取り除いて、問題のない土を入れる」作業を行う

方法は2つ。

取り除いたカビの付いた土を除菌してから戻す方法(再利用)、そして新しい土を入れる方法(交換)があります。

面倒な方は後者がおすすめです。
多肉植物用専用の土が市販されいますから、それを使うのが最も手軽でしょう。
また、カビの生えにくい無機質の土に交換するのもおすすめです。

土を再利用する時には、消毒用アルコールが必要になります。
アルコール消毒はカビを死滅させることが可能です。
キッチン用のものでも十分な効果がありますから、普段から使っているなら余計な出費もかからないのでおすすめです。

カビの胞子が飛び散る可能性があるので、ベランダなどの屋外で行ってくださいね。

取り除いた土を新聞紙などに広げて、アルコールを土に行き渡るように満遍なく散布します。
全体を湿らせたら、そのまましばらく置いて、乾燥させましょう。土が乾いたら、鉢に戻します。

面倒な場合には、土を取り除かずに直接アルコールを吹きかけてもカビに対しては効果があるようですが、多肉植物にかかると傷めてしまいますから、注意しましょう。

多肉植物の土にカビが生えてしまった時の植え替え方法

多肉植物にカビが生えてしまったら、カビの付いた部分の土は入れ替えなくてはいけません。

表面の土だけでもカビを退治できますが、かなりカビが増えてしまっているなら、植え替えるのがおすすめです。
特に1年以上同じ鉢で育てている場合には、植替えでも良いでしょう。

多肉植物の植え替えには適した時期がある

育てている多肉植物が休眠期の時には控えましょう。
休眠期の時はほとんど成長しないので、土を入れ替えると新しい土と根がなかなか馴染まずに、最悪の場合枯れてしまうということもありえます。

植え替えを行う時には、もっとも心配の少ない成長期の始めに行うのがおすすめです。植え替えることを決めたなら、まずは準備が必要です。
準備

  1. 鉢を傾けて、そっと丁寧に苗を取り出します。
  2. 根についた土を優しく落とし、2~3日ほど風通しの良い半日陰で完全に乾かしましょう。
  3. 乾燥させることで、植替えのダメージを軽減でき、カビの胞子も枯らすことが出来ます。

植え替えに必要なもの

  • 鉢(底穴のあるもの)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 割り箸などの棒

鉢は多肉植物の大きさで選びましょう。多肉植物と鉢のバランスが取れているなら同じ鉢でも大丈夫です。
植え替え手順

  1. 鉢の底に鉢底ネットを敷きます。
  2. 鉢底石を鉢の1/4ほどまで入れます。
  3. 鉢に土をいれて、多肉植物を植えます。
  4. 根を傷つけないように割り箸で土を突いて、土を均等にならします。
  5. 1週間経って、根と土が馴染んでから水やりをします。

多肉植物の土にカビが生えてしまう原因

カビが生えてしまっても土を入れ替えることで対処は出来ますが、原因を取り除かなければまたすぐにカビが生えてしまいます。

カビはどこから?

目に見えない小さな胞子が風にのって飛んできて、たどり着いた場所(土)がカビにとって好環境の場合、そこに生えるのです。

小さな胞子から多肉植物を守るのは至難の業ですが、着地場所の環境をカビの好まない環境にすることは可能です。

カビは以下のような場所を好みますから、当てはまるかチェックしてみましょう。

  • 風通しが悪い
  • 日当たりが悪い
  • 土が湿っている
  • 肥料が多い

カビは湿っている環境を好むので、日陰で風通しの悪い場所は要注意です。湿気が溜まりやすいので、土も湿りやすくカビが生えやすくなります。
日陰の場合には、カビの嫌う日光が当たらないこともカビの発生を促します。
また、設置場所に問題が無くても、水やりの量や頻度が多いと土が湿ったままになりカビが生えやすくなるので気をつけましょう。
カビは栄養分のある場所の方が好みですから、肥料のやりすぎにも注意が必要です。

多肉植物の土のカビを防ぐ水やりの方法

多肉植物の土にカビを生やさないためには、湿気から遠ざけるのが無難です。湿気は風通しや日当たりが関係しますから、適切な置き場所を見つけましょう。

土の湿気を防ぐためには水やりも重要なポイント

成長期には水をたくさん必要としますからたっぷりと与えますが、休眠期にはほとんど必要ありません。
休眠期に水を与えすぎるとカビだけではなく、根腐れなどの原因にもなりますから気をつけましょう。

また、夏は気温が高いので、日中に水やりを行うと水分が蒸発して、株が蒸れる原因になります。
この時期はカビの発生率も高くなるので注意しましょう。
水やりは夕方以降の涼しい時間帯に行います。

多肉植物は、種類によって生長する季節が違いますから、育てている多肉植物の生長タイプは必ず確認しましょう。
成長タイプを知ると、上手に育てることが出来るようになります。

正しい管理方法を知ってカビを予防しよう

多肉植物を育てる時には、置き場所と水やりが重要になります。特にカビ予防のためには置き場所が最も重要です。

多肉植物は日当たりと風通しの良い場所に置く

カビは紫外線を嫌いますから、日光に当てることはカビ予防になるといえるでしょう。
しかし、直射日光と嫌うタイプも多いですので、すりガラスやレースのカーテン越しに置くと良いでしょう。

換気は定期的に行って、鉢に湿気を溜めないことが大切です。
しかし、外出していることが多いと、窓を明けたままには出来ないので風通しが悪くなりがちですよね。
その様な場合には、サーキュレーターなどを上手に活用するのがおすすめです。

土の湿気は水やりがもっとも重要になりますが、通気性の良い鉢を使うことも大切です。
水やり後の受け皿にも注意しましょう。水が残ったままになっていると、カビの原因になります。

また、肥料の与え過ぎはカビが生えやすいとご紹介しました、肥料の種類も重要です。
有機肥料はカビが生えやすいので、カビ予防には化成肥料の方が向いています。

正しく管理して、カビを生えさせない環境を作りましょう。