多肉植物を育てていると、多肉植物の魅力にはまりどんどん仲間を増やしてみたくなりませんか?
多肉植物の増やし方には色々ありますが、ここでは簡単な方法「葉挿し」について注目してみました。
ポロッと取れてしまった葉っぱからも出来る手軽な葉挿しですが、根が出る場合と出ない場合があります。
残念ながら全ての葉っぱから根が出るということではないようです。
多肉植物の葉挿しで葉っぱが枯れる原因を紹介します。
また根が出そうな葉っぱの見分け方があるなら知りたいと思いませんか?見分け方のコツもご覧ください。
葉挿しに向いている種類、向いていない種類もありますので是非参考にしてみてください。最後に葉挿しのやり方も紹介しますので、ご確認ください。
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多肉植物の葉挿しが枯れるのは水やりのタイミング
多肉植物は比較的簡単に増やすことが出来るのも魅力の一つですよね。
多肉植物にはいくつか増やす方法がありますが、もっとも行われているのは「葉挿し」でしょう。
普段のお世話でポロッと落ちてしまった葉っぱを使うことも出来るので、方法を知っている人なら一度は試した事があるのではありませんか?
簡単だと言われる葉挿しですが、失敗することも意外と多い方法です。
葉挿しの失敗の原因は、「水やり」の事が多いです。
これが原因で失敗してしまったあなたは、とても優しい人です。
きっと萎れてきた姿をみて可哀想になってしまったのでしょう。
葉挿しは土の上に葉っぱを並べる方法です。
そのまま放置していると、大抵の場合は芽や根を出します。
しかし、品種や季節によってはなかなか芽や根を出さない葉っぱもあります。
時間がかかればかかるほど、葉っぱはだんだんと萎れてきてしまいますよね。
しかし、ここで可哀想になって水やりしてはいけません。
ほとんどの葉っぱは、芽や根を出すに十分な水分を葉っぱに蓄えています。
この時期に水やりしてしまうと、葉先から水が入って腐ってしまう原因になります。
ここは葉っぱを信じて、ひたすら根が出るまで待ちましょう。
水やりは、根が1cmくらいまで育ってから行います。
それまでは、ただただ見守るだけです。
多肉植物の葉挿しで根が出ない事や枯れる事の原因は葉挿しの前の水やり
多肉植物の葉挿しで失敗する原因は、葉挿し後の水やりだけではありません。
葉挿し前の水やりが原因の場合もあります。
葉挿しをしたいからと、いきなり葉っぱを摘み取ってはいけません。
葉挿しのために株から葉っぱを取る時に重要なのは、土がしっかり乾燥してから採取することです。
葉挿しの葉っぱを採取する1週間ほど前から水やりは控えるのがベストです。
多肉植物の葉っぱは、乾燥気味の方が発芽しやすい傾向があります。
また、葉っぱも取りやすくなるので、株を痛めずにすみますよ。
鉢の土がしっかりと乾いてから、葉っぱの根元を持ち優しく取りましょう。
葉っぱの根元が傷んでしまうと、発芽率が下がってしまいますから、丁寧に行ってくださいね。
多肉植物は葉っぱや茎に沢山の水分を溜めて、雨の降らない時期を乗り越えることが出来る植物です。
普段から乾燥気味に育てる方が、根腐れを起こすことも無く、元気に育てることが出来ますよ。
多肉植物の葉挿しが枯れるのはよくあること
多肉植物の葉挿しは簡単だと耳にするので、枯らしてしまうとなぜだろうとがっかりしてしまいますよね。
しかし、葉挿しで芽を出さないことはよくあることです。
同じ株の葉っぱでも、それぞれ個性があります。
すぐに芽を出すもの、遅れて出すもの、根が先に出るもの、芽が先に出るもの、いろいろです。
芽や根がでないのも葉っぱの個性ですから、そのままを受け止めて上げてください。
ただし、葉挿しにしたすべての葉っぱが芽を出さないのなら、個性以外の理由があるはずです。
先程ご紹介した、葉挿し前、葉挿し後の水やりを見直してみましょう。
水やりに問題がなければ、葉挿しのタイミングが問題なのかもしれません。
葉挿しは生長期の始めに行うのがベストタイミングです。
生長期はエネルギーを使ってグングンと成長する時期ですから、根も芽も出やすいのです。
反対に休眠期には活動が緩やかになっているので、なかなか芽を出さず、葉っぱが先に力尽きてしまうこともあるでしょう。
成功率を上げたいなら、タイミングも気にかけてみてください。
多肉植物の葉挿しをする時の葉っぱの見極め方
多肉植物は、普段のお世話をしているとポロッと落ちてしまうこともありますよね。
そういう葉っぱは葉挿しに向いていることが多いです。
ポロッと落ちてしまった葉っぱの切り口を、よーく見て見てください。
芯のようなものがありませんか?
芯のようなものが見えたら、かなり発芽を期待できると思います。
反対に芯のようなものが無いと、葉挿しにしてもどんどん萎びて、そのまま枯れてしまうことが多いです。
葉挿し用に葉っぱを摘み取る時には、この芯のようなものが潰れたり傷ついたりしないように、優しく丁寧に取り外してくださいね。
切り口が綺麗かどうかは、根が出る確率に直結します。
根元が潰れたり、皮がめくれたりすると発根の確率はグンッと下がってしまいます。
残念ながら、葉挿しにふさわしい葉っぱとは言えないでしょう。
葉挿しが上手くいくと、とても小さくて可愛らしい芽に出会えます。
新芽を思って、優しい気持ちで行いましょう。
ポキっと折るように外すのは絶対にダメですよ。
葉挿しで根が出やすい、出にくい、挿し木の方が向いている多肉植物の種類を紹介
ほとんどの多肉植物は葉挿しを行うことが出来ます。
しかし、種類によっては苦手とするものもありますから、葉挿しに向いているもの、向かないものをご紹介しましょう。
葉挿しに向いているのは、葉っぱがプックリとしている種類です。
代表的なのは、エケベリア、ガステリア、カランコエ、クラッスラ、グラプトペタルム、セダム、パキフィツムなどです。
プックリとしている分、葉っぱに水分を沢山蓄えているから、根を出すまで耐えられるのかもしれませんね。
品種によっても多少異なります。
グラプトペタルムのブロンズ姫や秋麗、セダムの虹の玉などは比較的早く芽が出る品種です。
カランコエの月兎耳、パキフィツムのロンギフォリウムや桃美人、セダムのオーロラは芽が出るのに時間がかかると言われます。
葉挿しが得意な多肉植物の中には、挿し木も得意とする多肉植物もあります。
エケベリア、カランコエ、クラッスラ、グラプトペタルム、セダム、パキフィツムなどです。
特にセダムは繁殖力旺盛なので、簡単に行なえるのでおすすめですよ。
葉挿しや挿し木に向いていない多肉植物もあります。
アガベやアロエ、コチレドン、セネシオ、センペルビウム、ハオルシアなどです。
葉挿しは難しいので株分けする方が良いでしょう。
多肉植物の葉挿しのやり方をおさらい
比較的簡単だと言われる「葉挿し」ですが、ここでは手順をご説明します。
何度かチャレンジしている人も、おさらいしてみてくださいね。
●葉挿しで必要なもの
- 平たい容器(バットなど)
- 多肉植物用の土
- 多肉植物の葉っぱ
●葉挿しの手順
- 多肉植物の土を乾燥させておく。
- 平らな容器に乾燥した多肉植物用の土を入れ、均等にします。
- 多肉植物の葉っぱが上を向くように、並べます。
- そのまま風通しの良い日陰で管理します。
- 根が1cm程まで成長したら、割り箸やピンセットなどを使って、根を土に埋めます。
- 水やりを開始します。
- 芽が出てきたら柔らかな光の当たる場所に移動します。
- 芽が成長して、元の葉っぱが完全に枯れたら優しく取り除いて、鉢に植え替えましょう。
葉挿しのポイント
- しっかりと乾燥させた土を使うこと。
- 根が出るまでは水やりしないこと。
- 根が出るまでは、日当たり良い場所には置かないこと。
葉挿しは、多肉植物の強い生命力を感じることが出来ます。
出てきた子供もとても愛らしいですよ。
上手に葉挿しを行って、多肉植物の魅力を体感してくださいね。