サボテンには多くの種類がありますが、その中でも花を咲かせるサボテンは花サボテンと呼ばれます。
サボテンに花が咲く種類があるというのもご存知ない方もいると思います。
そこで、花サボテンの中でも代表的で人気のある種類をご紹介します。
最近は多肉植物が人気で、サボテンも育てる方が増えてきました。花サボテンの花の特徴もさまざま。
お好みの花サボテンを探して下さいね。
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鮮やかな花を咲かせるサボテンの種類、パロディア属
100円ショップでも販売しているほど人気の高いサボテンですが、種類によってはきれいな花を咲かせます。
そこで、ここからは花を咲かせるより美しいサボテンについて育て方や種類などを紹介していきたいと思います。
パロディア属のサボテン
名前だけ聞いてもパッと思い出せないサボテンですが、ホームセンターなどでもよく見かけるのがこのパロディア属です。
サボテンのイメージとして想像される人も多いほど「ザ・サボテン」の形をしているこのパロディア属ですが、上部からきれいな花を咲かせる特徴があります。
色は品種によっても様々で、赤や黄、濃いピンクなどとっても色鮮やかな空間を演出してくれるのです。
サイズも手のひらサイズから少し大きめな鉢サイズまで種類は多様ですので、好きな大きさを選べるという点からも人気の一つなのかもしれません。
花の特徴
ダリアやマーガレットなどの大きな花を連想させるところがあります。また、一度咲き終わっても二番花や三番花の蕾も持つため、また少したったら咲き始めるなどの魅力も感じられるのです。
春から秋にかけてが成長期、冬の間は休眠期とされています。
4月頃~9月終わりくらいまではグングン成長することもありたくさんの水も必要となりますが、10月位~3月までは休眠期のため徐々に成長がストップするので水やりも頻度を減らしていかなくてはいけません。
大きくなってきたパロディア属の植え替えは、休眠期の終わり頃で成長を始める前の3月くらいがオススメと言われています。
花を咲かせるサボテンの種類、コリファンタ属とエキノケレウス属
まだまだ花を咲かせるサボテンを紹介します。
次に紹介するのはコリファンタ属とエキノケレウス属です。
コリファンタ属のサボテン
一見形だけ見たらパロディア属と同じ?とも見えかねないコリファンタ属ですが、艶のある濃い緑色をした肌が特徴的な品種です。
濃い緑色の肌の上部には真っ白な毛で覆われているのも特徴的です。
こちらの花もサボテン自体の上部に大きな蕾を持ち、大きな物では直径10cm近い大きさの花を咲かせるのです。
パロディア属との違いをお伝えするとしたら、花の咲く時期はたったの2日しか無いということ。複数蕾をつけるパロディア属と違い、上部中央に一つ大きな蕾を持つというところも特徴に一つかもしれません。
育て方としたら、耐暑性、耐寒性共に優れているため、特に手間をかけるという程のサボテンではないようですが、土の中に太い茎がありますので、通常の水やりは一般的な水やりの具合よりやや少なめと理解していた方が良いでしょう。
冬場は休眠期に入りますので、一般的には水やりをストップさせるのですが、状況に応じて少しだけ(霧吹きなどで)与えるくらいなら大きな影響はないと思います。
こちらの植え替え時期も成長が始まる4月前には行って下さい。
エキノケレウス属のサボテン
主に北アメリカに自生しているエキノケレウス属ですが、日本では蝦サボテンとも呼ばれています。
形は丸型だったり小さい筒状のものが一般的です。
そのため、花の形状も筒状に何枚もの花びらが重なり合っているという姿がとても特徴的なサボテンの一種です。
花の特徴もさまざま、花を付けるサボテンの種類
次に紹介したいのは、花に特徴があるサボテンです。
レブチア
小さいサイズのサボテンが多いレブチアですが、この花はサボテンの株の隙間から花を咲かせる特徴があり、見た目はなんともユニークな姿になっています。
丸い子株がたくさん増え始めるのも特徴的ですが、一般的には株の上部に蕾を持つタイプがほとんどのところ、隙間から可愛らしい花を咲かせる姿はインテリアにピッタリな姿とも言えるでしょう。
サボテンの中でも一度に花を咲かせる種類としてはトップクラスといっても過言じゃありません。そのくらい株のあらゆる隙間に蕾を持ちきれいに咲き乱れるのです。
シャコバサボテン
ホームセンターでもたまに見かけるほど馴染みのあるサボテンの品種で、別名カニサボテンとも呼ばれています。
南アメリカの高地に自生して北半球では真冬の時期に開花することもあり、「クリスマス・カクタス」という名称もあります。
ギザギザとした卵型をした葉茎節が連なった形状で、その先端から花を咲かせます。
成長すればするほど先端部分に重みが増し、鉢からはみ出て垂れ下がっているような姿になるのも特徴的です。
無数に咲き乱れる花は、赤やピンク、黄色など多くの色を鮮やかに表現してくれるところも魅力の一つです。
サボテンの花が咲く時期は
では、サボテンが花を咲かせる一般的な時期はあるのでしょうか?
品種や蕾の数によって咲く時期に違いはあるものの、基本的には雨季のシーズンに咲く
理由としては、サボテンの自生している環境が乾燥した砂漠など水と栄養の乏しい地域であることが多いため、恵みの雨が振る雨季に一揆に咲き乱れるとも言われているのためです。
実際にサボテンの花が咲く時間帯としては、夜が多いと言われているためあまり花自体を見たことがないという人も少なくないと思いますが、こちらの理由としても花の受粉を手伝ってくれる存在がコウモリであり、コウモリは夜行性のため夜間にしか現れないからと言われています。
考えてみると、植物は生き抜くためにあらゆる方法でどう子孫を反映させていくのか、あらゆる方法で対応しているということですよね。
本当に自然界って偉大ですね。
ただ、例外のサボテンもあります。
それは、シャコバサボテンです。
上記で紹介したとおり、南アメリカ自生の多いシャコバサボテンは、北半球とは逆の季節を進んでいますので、南半球としては暖かいシーズンの10月~1月頃に花を咲かせるとも言われている品種なのです。
花サボテンに花が咲かない原因は
一般的に、植物の花を咲かせるのは難しいとも言われているため、失敗したなんて経験がある人も少なくないとは思いますが、ではどのような原因で花が咲かないのでしょうか?
せっかく、花が綺麗だからと購入したものの一度も花を咲かせないなんて結果は辛すぎますよね。
考えられる原因を少し検証してみたいと思います。
日光不足、水不足で花が咲かない
サボテンが成長していく上で大切な日光です。
常に室内での管理の場合、上手に花を咲かせるということができない場合があります。
天気の良い日は、直射日光をなるべく避け、レースカーテン越しの窓際においてあげる等の工夫も必要かもしれません。
日光と同じくらい大切なのが水の存在です。
水を多く必要としない多肉植物ですので、あげる頻度が少なくても枯れる事はないかもしれませんが、花を咲かせるという力までつけてあげられない場合があります。
室内環境での休眠期をとれていない
これはあまり考えている人が少ないかもしれませんが、結構陥りやすい欠点でもあります。室内だと、どうしても年中暖かいという環境の場合があります。
その場合、常に成長期を継続しているという状態なので花の蕾まで十分に元気がいき渡らない可能性が考えられるのです。
環境的に難しいかもしれませんが、最大限にできることとして、風通しの良い場所を選んで見て下さい。
とっても美しいサボテンですので、ぜひ花を咲かせてあげられるように環境を整えて揚げることも必要になってくると思います。