多肉植物がいくつもあると癒やされますね。
今ある多肉植物を色々な方法で、仲間を増やすことが出来るのをご存知ですか?
ここでは多肉植物の増やし方、「葉挿し」「挿し木」などの方法、その時の水やりについて詳しく解説していきます。
多肉植物の葉っぱがぽろっと取れてしまうことがあると思いますが、捨てないでください。
その葉を使って仲間を増やすことが出来ます。詳しい増やし方や準備するものを紹介します。
また「挿し木」という方法を使うと良い場合もあります。挿し木のやり方や向いている種類をご確認ください。
この時植物なので水をあげたくなってしまいますが、ちょっと待ってください。
水やりのタイミングを間違えると失敗してしまいます。多肉植物を増やす時の水やりについても紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
多肉植物を葉挿しで増やそう!植え替え方法やコツ・ポイント解説
多肉植物を増やしたいと考えている人は、葉挿しという方法で多肉植物を増やす方法を試してみてください。葉...
-
多肉植物も増やせる。増やし方は挿し木という方法のやり方やコツ
始めは小さかった多肉植物が大きく成長していませんか? 多肉植物も増やすことが出来るのをご存知で...
-
多肉植物の増やし方や土について。初心者でも安心なやり方や時期
多肉植物を育てていると鉢を増やしたくなってきませんか? 「葉挿し」「茎挿し」の方法で増やすこと...
-
多肉植物の増やし方の一つ水栽培のやり方や注意点や管理について
多肉植物も水栽培が出来る事をご存知でしょうか。 観葉植物などはよく知られていると思いますが、多...
スポンサーリンク
多肉植物の増やし方。「葉挿し」の手順と準備するもの
多肉植物を育てていると、「簡単に増やす事が出来る」と耳にしたことがありませんか?
多肉植物の増やし方は「葉挿し」、「挿し木」、「株分け」の3つの方法があります。
ここではそれぞれの方法をご紹介しましょう。
どれも難しいことはなく、手間もコストもさほどかかりません。
今育てている多肉植物を増やしたくなった時には、ぜひ試してみてくださいね。
まずは「葉挿し」からご紹介しましょう。
葉挿しの場合は植付け前に、新芽を育てる必要があります。
葉挿し用の元となる葉っぱの準備
増やしたい多肉植物の「葉っぱ」が必要になります。
- 育てている多肉植物から自然と取れてしまった葉っぱを使う。
- 多肉植物の苗から葉っぱを取る。
苗から葉っぱを取る時には、水やり前の乾燥した状態の苗から取るようにします。
乾燥している方が綺麗に取りやすいのでおすすめです。
葉っぱを左右に動かすようにして、丁寧に取りましょう。
葉っぱの付け根が潰れていると芽が出ないこともありますから、注意しましょう。
次はいよいよ「葉挿し」の手順をご説明します。
平たい容器と多肉植物専用の土が必要になるので、用意してくださいね。
多肉植物専用の土は、乾かしておいてください。
多肉植物の葉挿しでの増やし方と水やりについて
ここからが「葉挿し」の本番です。
多肉植物を葉挿しで増やす方法
- 平たい容器に乾いた多肉植物用の土を入れます。
- 土の上に用意した葉っぱを、1枚ずつ並べます。
- 明るい日陰に置いて、根や芽が生えるまで待ちましょう。
- 葉の付け根からしっかり根が出てきたら、土に浅い凹みを作って根の部分を軽く埋めます。
- 水やりは根が出てから行います。
- 新芽が育って大きくなってきたら、鉢に移してあげましょう。
葉挿しの水やりについて
水やりは、根が出るまでは行いません。
葉挿しを失敗しないポイントは、根が出るまでは、たとえ葉っぱが萎れてしまっても、水を与えないことです。
根が出ないうちに水をあげていると、葉っぱが腐ってしまうこともあります。
葉っぱに蓄えている水分だけで根を出すことが出来ますから、とにかく我慢しましょう。
しっかりと根が出てきたら(1cm程度)、水やりを開始します。
新芽が出るまでの時間は、種類やそれぞれの葉っぱの個性によって早かったり、遅かったりしますから、気長に待ちましょう。
メジャーな多肉植物でご紹介すると、秋麗・白牡丹・虹の玉・初恋・ブロンズ姫などは新芽が出やすく、オーロラ・月兎耳・桃美人・ロンギフォリウムなどは時間がかかると言われています。
たまに、新芽を出さないものもありますが、それも個性として受け止めてあげてくださいね。
多肉植物の挿し木という増やし方。水やりはしないでください
多肉植物の増やし方、つぎは「挿し木」についてご説明します。
挿し木は、ヒョロヒョロと徒長してしまった時や、増えすぎてしまった時におすすめの方法です。
多肉植物を挿し木で増やす方法
- 挿し木にしたい多肉植物の苗の頭をもって、株元の少ししたあたりでカットします。
- カットした苗の下の方の葉っぱを2~3枚取り除きます。
- 整えた苗は口のせまい瓶に挿すなどして、立てた状態にします。
- そのまま整えた苗の切り口が乾燥して根が出るまで、風通しの良い日陰に置いて待ちましょう。
- 根が出たら、鉢に植えて水やりを開始します。
カットした苗を整える時に取り除いた葉っぱで、葉挿しをすることができますよ。
苗を乾燥させる時のコツは「立てた状態」を維持すること
沢山の苗を乾燥させるなら、バーベキューなどの焼き網の網目に挿して乾燥するのもおすすめです。
寝かせて乾燥させることもできますが、多肉植物が曲がってしまうので、植えるときにバランスを取りにくくなってしまいます。
挿し木の水やり
挿し木の場合にも、根が出るまでは水を与えずに、ただただ待ちましょう。
根がしっかりと出たら、鉢に植えて水やりを開始します。
多肉植物の増やし方やポイントとは
多肉植物の増やし方は3つありますが、ここまでご紹介した2つが一般的な増やす方法です。
多肉植物は簡単に増やすことが出来ますが、上手に増やすためにはポイントはどちらの方法でも一緒です。
多肉植物の増やし方のポイント
- 根が出るまでは、しっかりと乾燥させて水を与えない
根が出ていない状態では水分を吸い上げることが出来ませんから、そもそも水やりの必要がありません。
余分な水分は葉っぱや苗を腐らせることになってしまいますから、可愛そうな気分になっても、グッとこらえて根が出るまで待ちましょう。 - 新しい土を用意する
一度植物を植えていた土は、病害虫が潜んでいるかもしれません。
増やす時に使う土は、新しくて清潔なものが良いでしょう。 - 増やすタイミングは成長期
多肉植物は、種類によって成長期が違います。
植え替えもそうですが、多肉植物を増やすのも成長期の始めがベストタイミングです。
ぐんぐんと成長するこの時期なら、新芽も元気に育つはずです。
多肉植物に重要な成長期
多肉植物は、自生していた地域によって、春秋型、夏型、冬型に分けられます。
成長期には多肉植物は活発に活動していますから水や光が必要になりますが、休眠期にはあまり活動していないため、水はほとんど必要としなくなります。
種類によって生長タイプが違い、育て方も大きく異なるのが多肉植物の特徴です。
- 春秋型
適温は10~25℃で、春と秋が成長期、夏と冬が休眠期です。 - 夏型
適温は20~30℃で、暖かい季節が成長期で、冬には休眠します。 - 冬型
適温は5~20℃で、秋~春先までが成長期で、暖かい季節は休眠期です。
冬型は種類によって育て方が異なるので、それぞれにあった管理が必要です。
育てている多肉植物の生長タイプを確認してみましょう。
生長タイプに合わせた水やりなどの管理は、葉挿しや挿し木で増やす時にも重要なポイントになります。
多肉植物の株分けの増やし方や水やりの時期
多肉植物の増やし方は3つあります。
最後にご紹介する「株分け」は親株の根やランナーを伸ばして子株ができる種類や、親株の茎から子株が出てきた時に行う増やし方です。
多肉植物を株分けで増やす方法
根やランナーで子株を増やすタイプ
子株からはすでに根が生えていますから、親株と子株に分けてそのまま植えることが出来ます。
- 鉢の土を乾かしてから、株をまるごと取り出します。
- 土を落として、長すぎる根はカットして整えましょう。
- 株をいためないように、根にも注意をはらいながら、優しく親株と子株に分けます。
- 分けた株をそれぞれ鉢に植えたら完成です。
- 明るい日陰に1週間程度置いておいて、根と土を馴染ませます。
注意するのは、株を分けた時の切り口が大きい場合です。
そのままでは株がいたむ原因になるので、切り口が乾燥してから鉢に植えるようにしましょう。
親株の茎から子株が出るタイプ
子株の下葉から少ししたの当たりで切り離しましょう。
切り離した子株は、挿し木と同じ要領で増やすことが可能です。
株分け後の水やりにっいて
根やランナーで増えるタイプなら、株分け後の水やりは、根が土と馴染んだ1週間後が目安です。
馴染むまではうまく水を吸い上げることが出来ないので、水やりは行いません。
親株の茎から子株が出るタイプは水やりも挿し木と同様に行います。
挿し木からしっかりと根が出るまでは水やりしません。
多肉植物は、葉っぱや茎に沢山の水分を溜めることが出来ますから、その水分だけで新しい芽を出す事が出来ます。
どの方法で増やすにしても、「水やりは我慢」が一番のポイントです。
沢山増やすと寄せ植えをして楽しむことも出来ますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。