大切に育てているサボテンはいつが植え替え時期になるのでしょうか?好きなタイミングで植え替えをするのではなく、タイミングや適した季節があるようです。
そんなサボテンの植え替えをするときには水をたっぷりあげたほうがいいのでしょうか?それとも、お水は控えたほうがいいのでしょうか。また、植替えをするときには単純に大きいものにすればいいというわけではないようです。適したサイズとはどのくらいを言うのでしょうか。
植え替えをする前の準備や植替えをした後の水のあげ方を紹介します。植え替えのポイントや気をつけたいこともぜひ確認してみてください。
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サボテンは土に水が入っていかないときが植え替えのタイミング
サボテンを育てていると「植え替え」という言葉を耳にすると思います。
しかし、いつが植え替えのタイミングなのか迷いますよね?
植え替えが必要かどうか、下のチェック項目で確認しましょう。
- 1年以上植え替えをしていない
- サボテンが大きくなって、鉢とのバランスが悪い
- 鉢の底から根が出てきた
- 土に水が染み込まない
これらのどれかに当てはまるなら、植え替えのタイミングです。そろそろ準備をした方が良いかもしれません。
サボテンが大きくなってバランスが悪い時や、根が成長して底穴から出ていたら、植替えが必要だということは誰でもわかりますよね。
もっと大きな鉢が必要です。
サボテンを1年ごとに植え替える理由
実はサボテンを長く同じ土で育てていると、土の構造が崩れてしまうのです。
すると、水はけが悪くなって根腐れを起こす原因になってしまいます。
また、土の中の栄養素も生長につれてどんどん使われていますから、長く植え替えずにいると生育も悪くなってしまいます。
ですから、元気にサボテンを育てるためには、定期的に植え替える事がおすすめです。
サボテンは基本的には一年中植え替え出来ると言われますが、成長期の前に行うのが理想的です。
サボテンの成長期は春と秋です。
植え替えの適期は4月~5月下旬、もしくは8月中旬~9月中旬となります。
この時期の植え替えはもっとも効果的なのでおすすめです。
サボテンは水を控えておいてから植え替えをしましょう
サボテンを植え替えると決めたら、たいていの人は新しい鉢と土を用意しますよね。
はじめての方なら、すぐに植え替えを始めようとするかもしれません。
しかし、植替えの前には大切な準備があります。
サボテンは植え替えの1ヶ月ほど前から水やりを控えて、土をしっかりと乾燥させることが大切です。
これは、鉢からサボテンを抜く時や、根についた土を落とす時に、サボテンへのダメージを減らすために行います。
せっかく植え替えても、失敗して枯らしてしまうという事にならないよう、サボテンに優しい植え替えを目指しましょう。
鉢や土を用意するのは、断水を始めてからでも遅くはありません。鉢は底穴のあるタイプで、サボテンの葉張りよりも一回り大きなサイズで用意しましょう。
鉢にはいろいろな素材のものがありますが、素焼きなどの通気性のよい鉢がおすすめです。
サボテンを植え替えするときには水はけのよい土にしよう
サボテンを育てるにあたって、必ず必要なのが「土」です。
土と水は、サボテンの生命線ですから、向いているものを選びましょう。
サボテンの土は自分好みに配合するという楽しみ方もある
サボテンの土として、もっと手軽なのは市販のサボテンや多肉植物専用の土です。
メーカーによって土質は違いますが、排水性の良く根腐れしにくい仕様になっています。育てているサボテンのサイズや種類に合わせて、鹿沼土や赤玉土などで調整することも可能です。
土にこだわるなら、自分でブレンドするのも良いでしょう。
育てているサボテンの種類や、管理者の好みによって、使い分けることが出来るのがメリットです。
一般的には、鹿沼土小粒や赤玉土小粒、軽石小粒を2:4:2くらいでブレンドする方が多いです。
そこに腐葉土や川砂を足す方もいます。
排水性と通気性が良く、均等な粒になるようにすると良いでしょう。
成長期の事を考えると保肥力や保水性も少し欲しいところです。
いろいろと実験できるのも、自分でブレンドする醍醐味ですよね。
サボテンの植え替え方法 植え替え後の水のあげ方
新しいサボテンの鉢と土、そして植え替え前の準備も終わったなら、ついに植え替えの時です。
まずは、鉢からサボテンを慎重に抜き出します。
鉢を軽くトントンとしてから傾けると、比較的簡単に抜けるはずです。
抜いたサボテンの根についた土は、軽くもみほぐすように落とします。
サボテンの根が5cm程度になるように、伸びすぎた部分はハサミで切りましょう。
この時、ハサミは必ず消毒してください。サボテンは見かけによらず菌に弱い性質を持っています。
新しい鉢の底にネット敷き、底石もしくは底砂を2cm程度入れます。
自分でブレンドした場合などには、必要に応じて土に元肥を加えましょう。
サボテンを鉢の中に入れて、土を流し入れます。
最後は割り箸などで鉢周りを突いて、土と根を馴染ませて完成です。
植え替え後は水をあげたくなるけれど、我慢
一般的な植物を植え替えた後には、たっぶりのお水をあげることが多いですが、サボテンの植え替えではお水は必要ありません。
根を切ったばかりのサボテンは、水を吸い上げることができないからです。
植え替え直後のサボテンは少しびっくりした状態です。
明るい日影に1週間~10日程おいて、落ち着かせましょう。明るい日陰がない場合には、キッチンペーパーなどをかけると良いでしょう。
1週間~10日程たって根が土に馴染んたら、お水をたっぷりと与えます。
植え替え前に断水していたので、ぐんぐん吸収することでしょう。サボテンにも張りが戻るはずです。
サボテンの水やりは季節によってあげる量が違う
植え替え後1週間~10日程経過してから水やりをスタートしますが、サボテンはお水の管理に少しコツがあります。
サボテンの成長期は春と秋ですが、この期間にはぐんぐん生長する分お水も必要になるはずです。
あげる時には、底穴から水が出るくらいたっぷりと揚げましょう。
次の水やりは、土がしっかりと乾いてから上げます。
始めのうちは竹串などを刺して、土の中の湿り具合を確認すると良いでしょう。
土の中まで乾燥すると、土の表面が白っぽくなって、鉢周りの土が少し反り返ったように浮いてきます。
こういった土の変化をサインにしても良いでしょう。
根腐れさせないためには、しっかりと土が乾いてから水やりすることが大切です。
サボテンが休眠期にはいる夏と冬には、水やり方法を変えましょう。
夏は気温が高いので水分が熱を持って火傷しないように、夕方からの涼しい時間帯上げます。
冬は暖かくなる午前中にあげましょう。
どちらも土がしっかり乾燥したら上げますが、量は少しで大丈夫です。
また、梅雨時期には、水やりは控えるようにします。
上手に植え替えと管理を行って、長くサボテンを可愛がってくださいね。