苔テラリウムが人気急増。水槽の種類やおすすめな苔やレイアウト

自然界に苔は自生していますが、最近はインテリアとしても人気があります。

玉苔を育てている方もいますが、苔を水槽に入れて飾る苔テラリウムも注目を集めています。

水槽に色々な苔や流木や石を飾るという苔テラリウムは、インテリアとしても癒やしの空間としても楽しむことができますね。

苔テラリウムの水槽にはどんな種類があるのかをみていきましょう。

専用の水槽がありますが、作り込みをしたいという方におすすめです。
またレイアウトのコツもご紹介します。

苔テラリウムにおすすめな苔とその特徴、水槽の中に入れる物もチェックしておきましょう。

水槽の中に大自然が収まっているかのような、苔テラリウムを仕上げてみてください。

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苔テラリウムの水槽は色々。テラリウム用の水槽があります

自然を切り取ったかのようなテラリウムは、インドアで自然を楽しめる唯一無二のものでは無いでしょうか。
淡水魚なども一緒に飼育すれば、小さな生態系を築く事もできます。
そんな夢のあるテラリウムを始めたいと思ったら、一番最初に水槽を選ばなくてはいけません。

苔テラリウムに使う容器は、極端に言えばガラス容器であればOKです。ですから、金魚などを飼育する水槽でも出来なくはないのです。

ただし、テラリウムの場合にはインテリア性も重視されますから、見た目も大切ですよね。

小さなスペースで苔を育てたい人向けの水槽

実験器具風の容器や小さな可愛らしいガラス容器が人気です。
しかし、本格的に始めるなら、もう少し大きめのものが断然おすすめです。
前面上部が開口しているテラリウム専用水槽や、浅型水槽、爬虫類用ケージを使う方もいます。

壁面に寄せて飾るのであれば、テラリウム専用水槽をおすすめします。
浅型水槽に背面と側面がついたような形なので、奥には大きな石などを配置して高低差を出し、陸地と水中部分の両方を楽しむことが出来ます。
また、前面上部が開いているのでレイアウトもしやすく、しっかりと作り込むことができます。

そして1番のおすすめポイントは、霧吹きで苔に水を与える時に、側面や背面もガラスで覆われているため、壁などの余計な場所に水を吹きかなくて済むことです。
作るときだけではなく、管理がしやすいということも重要ですよね。

水槽で作る苔テラリウム。用意するものや作り方

水槽の次は、テラリウムを作る方法をご紹介しましょう。まずは、どんな完成図をイメージしてくださいね。
それによって、必要なものが変わってきます。

今回は最もシンプルに苔を配置する方法でご説明します。

用意するもの

  • 水槽
  • 観賞魚飼育用のソイル
  • 石や流木などのアクセサリー
  • テグス
  • ハサミ
  • 観賞魚用LEDライト

作り方

  1. 水槽に観賞魚飼育用のソイルを敷き、高低差もソイルで多少調節しましょう。
  2. 苔を適度が大きさに切って、流木や石などに苔をテグスで固定します。
  3. 水槽に2で作った苔付きの石や流木と、その他のアクセサリーなどを自由に配置します。
  4. バランスを見ながら、必要であれば苔をさらに配置しましょう。
  5. 苔に霧吹きで水を与えましょう。
  6. 観賞魚用LEDライトを設置して、光も確保したら完成です。

流木などは使う2週間ほど前から水につけてアクを抜いておきましょう。

水槽内に水中部分も作りたい場合

2段になっているテラリウム専用水槽を使うか、石などでしっかりと高低差を出して、水のかかっていない部分に苔を配置し、水中部分に水草や淡水魚などを入れると良いでしょう。
水を入れる場合には、水を下から上へ循環させるためのポンプも必要です。

苔テラリウムを水槽で作る時にあると便利な道具

苔テラリウムを作る時に必要なものは先ほどご紹介したようなものがメインですが、あったら絶対便利なものをご紹介しましょう。

便利アイテム

  • ピンセット
  • 霧吹き
  • バケツ
  • タオル

石や流木などのアクセサリーを配置した後には、全体のバランスを見ながら微調整するのがおすすめですが、その時に活躍するのがピンセットです。

細かな部分に苔を配置するのにとても便利です。
特に小さくカットした苔を使う場合には大活躍ですよ。

霧吹きは水やりだけではなく、配置する時にソイルや苔を濡らす時にも使えます。
ソイルで高低差を出す場合などは、湿らせた方が簡単にできますよ。

バケツは軽石やアクセサリーを洗ったり濡らしたりするのに便利です。
ちょっと洗ったり濡らしたりするだけなのに、洗面所などへわざわざ移動するのは面倒ですよね。
バケツは自分の近くの置いて置けるので、苔テラリウム作成に没頭できますよ。

ついつい作ることに夢中で忘れがちですが、水を使う時にはタオルは必需品ですよね。
意外と汚れてしまうので、捨てても良いものを用意しましょう。

苔テラリウムにおすすめな苔の種類は

苔は沢山の種類がありますが、苔テラリウムにおすすめな苔をいくつかご紹介しましょう。

アラハシラガゴケ
あまり太陽を好まず、乾燥しても姿を変えないのでテラリウム向きです。
美しいモスグリーンのやや長めな葉っぱをしています。
どんどん成長するのでトリミングも楽しめます。

コウヤノマンネングサ
他の苔とは違い木の様な見た目なので、テラリウムのアクセントにぴったりです。
観葉植物のようなイメージで使うことが出来ますよ。乾燥に弱いので湿度管理に注意しましょう。

コツボゴケ
お花のような見た目と鮮やかな黄緑色なので、アクセントとして使われることが多いです。
乾きすぎると葉っぱが縮れてしまうので、湿度に注意が必要です。

シッポゴケ
黄緑色の大きめの苔で、小さな動物のしっぽの様な見た目をしています。
乾燥しても葉っぱが縮れず、マット状に広がるのでテラリウムでもよく使われます。
多湿には弱いので注意しましょう。

スナゴケ
乾燥や高温低温にも強いため、緑化素材としても使われています。
星を思わせる可愛らしい葉っぱが特徴的です。

個人的には、木のような姿のコウヤノマンネングサがもっとも好きです。
沢山の苔の中から、自分の好みの苔を探すのも苔テラリウムの楽しさです。

苔テラリウムの水槽に入れたいレイアウトの素材

苔テラリウムでは、主役の苔をを引き立たてくれる脇役も重要ですよね。

自然を切り取ったようなテラリウムを目指すら、アクセサリーも自然由来のものがおすすめです。

テラリウムで絶対に外せない風山石

どちらもサイズの大きなものから小さなものまで様々ありますから、1点大きなものを置いてアクセントにするも良いですし、小さなものを組み合わせて岩稜をイメージしたものを作るのも良いでしょう。

苔テラリウムを作る時には、水中部分も作るのがおすすめです。
乾燥を好む苔を使いたい場合には工夫が必要になりますが、水を循環させるので水やりの必要もなく、水中部分には水草や淡水魚を育てることが出来ます。
より自然らしい姿を表現できることでしょう。

苔テラリウムというと自然を切り取ったような風景が一般的ですが、個人的には物語の1場面のような風景を作りたいなと思います。
好みの素材を使って自分の表現したい世界を作れるのも、苔テラリウムの魅力の一つでは無いでしょうか。