苔の種類や育て方を解説。育てやすい苔とその特徴とは

苔を育てたり飾ったりすることが流行っていますが、苔の種類はどのくらいあるのかご存知でしょうか。

苔といえば日本庭園のイメージがあると思いますが、世界中にも苔はありその種類はとても多いことに驚きます。

まずは日本にある苔の種類を紹介します。

苔を育てるのに必要な事とその育て方、注意点も確認しておきましょう。

その中からポピュラーな苔とその特徴、育てやすい苔についての情報もお届けします。

苔の好きなもの・苦手なものを理解して元気な苔を育ててみてください。

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苔の種類は何種類あるか知っていますか。まずは種類を紹介

どこにでも生えている苔には実はわかっているだけでも世界中に18000通りも種類があります。

その中でも日本に自生している苔は1800種類ほどあり、世界中で知られている苔のおよそ10分の1が日本にあるということになります。

そんなたくさんある苔を育てるのがブームとなり苔を育てているという人が現れはじめてしばらく経ったかと思いますが、興味を持って始めてみようと思っても何からはじめたらいいのかという方もいらっしゃるかと思います。

まずは苔の種類にどんな物があるのかということを知り、どんなものを育ててみたいかということを決めるところからはじめていきましょう。

苔の主な分類

苔は大きく分類分けすると『セン類』『タイ類』『ツノゴケ類』の3分類に分けられます。

  • セン類
    18000種の苔の内、13000種という大多数を占める分類です。
    このセン類にあたる苔は胞子が発芽すると糸状の原糸体を作り出します。
    その原糸体は1細胞列ごとに分岐してたくさんの芽を出します。
    そんなふうに増えていくのがセン類となります。セン類はひとつの胞子から複数に増えることが出来る種であるため繁殖力が強いといえますね。
  • タイ類
    タイ類はセン類と同じく糸状の原子体を発生させますが、それをあまり発達させず、ひとつの原糸体に対してひとつの芽を出す、という増え方をします。
  • ツノゴケ類
    上記のふたつとは違い、葉状体の中に葉緑体をひとつだけ持つという性質を持っている種です。
    増え方も上記のものとは異なっているため繁殖力が低く一番少ない種の苔です。

まず大まかな分類としてこういった物があるということをご紹介しました。
更に詳しい品種について次の項目からお伝えしていきます。

意外に種類が多い苔。育てやすい苔とは

苔には沢山の種類があります。
そのとても沢山な種類の中からどんな特徴を持つものを育てたいかを確認しましょう。
大まかにどんな種類かということについてまとめてみました。

育てられる苔の種類について

  • ギンゴケ
    コンクリート塀の地際や石垣など街なかでも見られる苔です。
    人間の生活圏でも目にする苔であるだけあって、大気汚染や乾燥にも強いという特徴を持っています。
  • ハイゴケ
    日当たりのいい林の中や公園の草地などに分布する苔です。
    繁殖力が高く大きく群れをなすように生えます。
    保湿状態を保っている地面を好みます。
  • スナゴケ
    河原や山地の日当たりの良い砂地の土地や石の上などに住んでいる黄緑色の苔です。
    適度な水分を保てる場所であれば直射日光が長時間当たるような環境でも元気に育てる強い苔です。
  • シノブゴケ
    日陰の湿った土地や岩の上、腐木などに住み着く苔です。
    鮮やかな緑色をしており、半日陰で適度な湿度があればよく育ちます。
    扱いやすく苔庭や苔玉、テラリウムなどにも使用されます。
  • トサカホウオウゴケ
    森のなかの岩の上や土の上などで見つけることの出来る苔です。
    湿度の保たれている場所では元気に生えていますが、乾燥が続くと葉を閉じ気味にして過ごしています。
  • スギゴケ
    スギゴケの中にも数種類あり、コスギゴケ、スマスギゴケ、オオスギゴケなどが主にスギゴケとして扱われています。
    それらは園芸にもよく使われており、明るい場所に群生していることが多いです。

この他にもたくさんの苔があります。
同じ苔でも種類によって形がずいぶん違い、ユニークさを感じさせるものから、美しいと思わせてくれるものまでいろいろな苔が存在しています。

お気に入りの苔は見つかりましたでしょうか?

ポキュラーな苔の種類・ギンゴケの育て方について

先ほど紹介した中でもポピュラーなのが強い苔、ギンゴケです。

ギンゴケは採取が簡単なので初心者の方が育て始めるにはいいかもしれません。

ギンゴケは他の苔に比べて日当たりのいい場所を好みます。
そのため室内で育成して行く場合は日の当たる窓際などに鉢を設置して育成していきましょう。

細かい葉が密集している形のギンゴケは乾燥に強く、水分を保持しやすい種類なのですが、暑い時期などに多量の水を与えると、空気の温度で蒸発した水分の影響で蒸されてしまい弱ってしまうことがあります。

夏には水の与える時間帯を考えて水を与えましょう。

上手に育てていくには、通気性を良くして湿度を高くなりすぎないように調整しながら、たっぷりの光を当ててあげることが必要となるでしょう。

苔の種類といえばスギゴケも上位。育て方とは

石組みなどとの相性も抜群なスギゴケは主要な大型の苔です。
スギゴケをうまく育て、増やしていくには採取の仕方が重要になってきます。

スギゴケを採取する際には、土を付けた固まりのまま、採取する必要があります。
その状態で畑で使用するような栄養のある土に川砂を少し混ぜた用土を準備し、その土にしっかりと根付くよう、深めに差し込み育て始めます。

スギゴケの育成は、このはじめるときの準備や採取が重要になってきますのでここをしっかり行いましょう。

その後は毎年伸びてくるスギゴケをある程度に間引き、新しい芽にもしっかりと日が当たるようにお世話をしたり、部分的に刈り込むなどの対処が必要になってくるでしょう。

根付いた後はしっかりと繁殖していくはずですので、お手入れを欠かさず、しっかり育てていくといいですね。

育てやすい苔の種類・スナゴケの育て方

スナゴケは仮根をあまりつけない苔で、直立した2~3cmほどの茎を不規則に出している植物です。

茎にたくさんついている葉は先端が灰白色になっており、植物全体は黄緑色です。
胞子体をつけることもありますが、地下にのばした茎で増えていく苔です。

日の当たる明るい場所に設置し、畑の土と川砂を半分ずつ混ぜた用土で育てます。
固まりのまま深めに差し込んで移植すると程なくしてすぐに成長を始めてくれるでしょう。

生長がはやく強い苔ですので、植え付けもさほど難しくなく、簡単に育て始められるのでは無いかと思います。

スナゴケをうまく育てるならば、河原の環境をイメージして環境づくりをしてみてください。
スナゴケは苔の中でもかなり日の光を好んでいるので室内で管理するよりも、屋外で管理するほうが向いている種類です。
うまく光源を確保して育てていくなら屋内でも生育可能です。

いろいろな苔とその種類や育て方についてご紹介しました。
どんな苔をどんな環境で育てたいか、というイメージが湧いてきたでしょうか?

育てはじめるときにはその苔の住みやすい環境づくりをすることを忘れずに、ゆっくりと育てていきましょう。