多肉植物は男性の部屋にも合いますね。中でもセダムは育てやすいことから人気があるかもしれません。
我が家の息子も一人暮らしを始めた最初のころに、サボテンでも買ったみようかなとつぶやいていました。
やはり植物を置いて癒やされたいのでしょう。
ですが多肉植物が枯れるという残念なことになることもありますね。
多肉植物は水やりがいらないイメージが強いかもしれませんが、水やりは大事なことでそれが原因で枯れてしまうことがあります。
ほかにも枯れてしまう原因がありました。考えられる原因と対策を紹介します。
葉っぱが残っているのなら葉挿しという方法もあります。
この方法で多肉植物を元気に育てて癒やされてください。
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多肉植物のセダムが枯れる時期と原因
多肉植物と聞くと、水やりが少ないので手間がかからないイメージですよね。
特にセダムは多肉植物の中でも育てやすいと言われる植物です。
何しろグランドカバーとしても使われるくらいです。
しかし、枯らしてしまうというのもよく聞く話です。
なにしろ私がその一人です。
私が育てていたのもセダムでした。
梅雨が明けて暖かくなって来た頃に、急に元気がなくなったりしませんか?
夏を上手に乗り切れないなら、それは水やりが原因かもしれません。
夏の高い気温の時に水やりして、鉢が蒸れてしまっていませんか?
多肉植物は多湿な環境に弱いので、蒸れは腐ってしまう原因になります。
セダムは春と秋の涼しい時期が成長期です。
この時期には土が乾いたらたっぷりとお水をあげますが、6月位からは少しずつ水やり回数を減らして、夏には月に3回程度にします。
水やりの時間も気温の涼しくなる夕方以降がベストでしょう。
冬の水やりは、夏よりもさらに1回程度減らします。
水を上げる間隔が長くなると葉がシワシワになってくるので、見ていられない気分になりますが、意外と大丈夫なものです。
それくらい我慢してから、水やりするように心がけると腐って枯らしてしまう事がなくなります。
水のやりすぎは多肉植物・セダムが枯れる原因
植物を枯らしてしまうと水不足を思い浮かべますが、反対に水のやりすぎが原因の場合もあります。
私がセダムを枯らしてしまった原因は、まさに水やりです。
必要のない時期に水を与えすぎて、枯らしてしまったのです。
多肉植物はもともと沢山の水を葉や茎に溜めることが出来ます。
そのため、他の植物に比べると水やりの頻度は少なくて良いのです。
まだ葉に張りがあって、しっかりと水が蓄えられている状態なのに水やりすると、セダムは水を吸い上げないので土に水分が残って、根腐れの原因となってしまうのです。
また、休眠期に水やりするのも、水を吸い上げないので根腐れの原因となります。
根腐れの原因になるのは、水だけではありません。
土が合っていない場合にも、根腐れを起こすので気をつけましょう。
多肉植物は排水性の良い土が適しています。
もっとも手軽なのは多肉植物専用の土を使うことです。
しかし、園芸用の土などで代用してしまうと、栄養が多すぎたり、保水性が高すぎることが原因で根腐れを起こしてしまいます。
多肉植物は1年に1度の植え替えが必要になりますが、その際には多肉植物に合った土を選ぶようにしましょう。
他に考えられる原因は、日照不足です。
多肉植物はそれほど日光が必要ではありませんが、植物なので全く日光に当たらない状態では生きていけません。
日光不足だと、ヒョロヒョロと背丈が伸びてしまいます。
だからといって、直射日光に当てすぎるのも弱る原因ですから気をつけましょう。
葉がしなびてしまったなら、日光が強すぎます。
基本的には育てやすいセダムですが、植物ですから、元気に育つためには、適量の水や適度な光と栄養が必要になります。
多肉植物のセダムが枯れる原因が害虫の場合の予防法
多肉植物のセダムが枯れる原因は上記だけではありません。
「害虫」も多肉植物のセダムが枯れる原因の一つと言えるでしょう。
植物が元気に育つために必要なものは「水と光と土」ですが、もう一つ重要なのが「風」です。
特にセダムは節間が狭いので、どうしも風通しが悪くなりがちで、害虫を引き寄せやすくなってしまうのです。
注意が必要なのはカイガラムシやアブラムシです。
他にもハダニやナメクジネジラミなども多肉植物につきやすい虫です。
害虫を見つけた場合にはすぐに除去しましょう。
そのためには、こまめな観察も欠かせません。
害虫を予防するために重要なことは、なんと言っても風通しです。
部屋を閉め切ることが多い場合には、サーキュレーターなどを上手に使うと良いでしょう。
また、虫たちは乾燥を好むので、ある程度の湿度も大切です。
害虫が好む環境を作らないことが1番の予防になります。
枯れそうな多肉植物が枯れるのを防ぐ対策を紹介
すでに枯れそうになってしまった多肉植物を助けたい!
そんな時には、まず原因を探ることからはじめます。
原因がわからない場合には、可能性を一つずつ潰していきます。
- 日光不足もしくは日光過多
置き場所を変えて、光量を調節をしてみましょう。
日差しは強すぎても弱すぎてもよくありません。
また、季節によっては温度も考慮して置き場所を選ぶようにしましょう。 - 土が蒸れている
日差しや温度に問題ない場合は、土が蒸れていることが原因かもしれません。
風通しの良い場所に鉢を移動しましょう。
また、水やりの量や方法が適切かを確認しましょう。 - 水やりが原因
水やりが原因の場合には、量や与える時間を変えなくてはいけません。
水やりの基本は「土が完全に乾いたら、たっぷりと」です。
また、成長期と休眠期を知り、それに合わせた育て方をしましょう。 - 土が原因
上記の3つを整えても改善しないなら、土が原因かもしれません。
1年以上植え替えを行っていない場合には、根詰まりを起こしていたり、団粒構造が崩れてしまって排水性や通気性が悪くなるので、根腐れの原因となったりします。
一回り大きな鉢に植え替えてみましょう。
今ある株を助ける努力をしたけれど、助けるのが難しい場合もありますよね?
そんな時には、新しい株を育てるのもおすすめです。
多肉植物は葉挿しで簡単に増やすことができますよ。
セダムが枯れそうなら葉挿しをしてみよう
セダムが枯れそうになったら、葉挿しで増やしてみましょう。
多肉植物はとても生命力が強いので、比較的簡単に増やすことができます。
今育てているセダムは残念ながら枯れてしまうかもしれませんが、新しい株を育てる楽しみが出来ますよ。
トレイなどの浅めの容器と、多肉植物用の土を使います。
葉挿しを行う時には、まず親株を乾燥させて葉を取りやすくします。
それから、優しく葉の付け根から取り外しましょう。
トレイなどに土を敷いて、葉を1枚ずつ並べておきます。
そのまま水は与えずに半日陰に置いておきます。
しばらくすると、付け根から根が生えてきます。
根を土に埋めて、水を霧吹きなどで与えて土を湿らせましょう。
葉挿しをするとほどんどの葉は根を出しますが、全てではありません。
いつまでも根を生やさない葉は諦めましょう。
根が出た葉を乾燥に気をつけながら管理していると、そのうち新しい小さな葉が生えてきます。
小さいうちは乾燥に気をつけて、こまめにお世話します。
元の葉が枯れ落ちて、新しい葉が2cm以上になったら、小さな鉢に植え替えます。
生まれたての小さなセダムはとても可愛いですよ。
大切に育ててくださいね。