ハーブにはどんなイメージがありますか?意外にもハーブの生命力は強く地植えに向いています。
暑さや寒さには強いのですが、多湿には弱いという弱点もありますので地植えをする際には注意が必要です。
また生命力が強いミントは、育てやすい反面強すぎるということもあるといいます。詳しくみてみましょう。
またハーブ用の土もおすすめですが、肥料が配合されている場合は、肥料のやり過ぎにも注意です。
ここではハーブを地植えする場合の土や日当たりや水やりなどの注意点を紹介します。
注意点やポイントを確認して、地植えで元気なハーブを育ててください。
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ハーブを地植えにする時の注意。ハーブは多湿に弱い性質
ミントは生命力が強く丈夫なハーブです。耐寒性、耐暑性に優れているのですが、多湿には弱いため管理の難しい地植えでは注意が必要です。
栽培には園芸用に肥料や培養土が、バランスよくブレンドされた専用土を使うのが便利です。本来、ミントを含めたハーブは丈夫な植物なので肥料分はさほど必要としません。
ただ、適度な追肥で生長を促すと良いでしょう。
日当たりが良い場所を好むため、日中のほとんどが日陰になるような場所では育ちにくくなります。少なくとも2~3時間以上は日差しを浴びられる場所に植えましょう。
植え付けた直後は、根元までしっかり水が行き渡るようにたっぷりと水を与えます。
生長してからのミントは水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうので、土が乾いてからにしてください。多湿は苦手なミントですが乾燥し過ぎてもいけませんので、夏場は土の状態を見ながら水やりをして下さい。
ハーブのミントを地植えにする場合は注意です
明るい緑色の愛らしい葉を持つミントはガーデニングでも他の花と相性が良いように思えますが、一般的には「ミントを地植えしない方が良い」と言われています。
それはなぜでしょうか。
実は、ミントはとても丈夫なハーブです。丈夫ゆえに繁殖力の強さが逆にデメリットになってしまうのです。
伸びすぎた茎を切ったところ数日で切り口から新芽が出てきます。もちろん、それだけならほかのハーブでもよくあることですが、ミントの強さはそれだけではありません。
根を掘り起こすと太くはないものの、地中を横に這うように伸びています。それだけではなく、横に伸びたところどころにある節から目が出て、1つの株に生長します。
これだけ繁殖力が強いと一緒に植えた植物の生育を邪魔してしまいます。最悪、他の花々は枯れてしまいミントだけが残ることになります。
このようなミントの性質から、ミントの地植えには注意が必要になるのです。
ハーブの地植えで使うハーブ用の土に注意
ミントを含むハーブは、共通して生命力が強く肥料はあまり気にする必要がありません。
逆に肥料は少な目な方が質の良いハーブになると言われるくらいです。
種まきや苗を植える場合に使う土に混ぜ込む元肥、生長期の追肥、そして収穫後の礼肥を与えれば十分です。
他の植物のように定期的な液肥や固形肥料を与える必要はありません。
市販されている園芸用土には肥料分の割合が多めの物があるので、成分などを確認しておくといいでしょう。
もう一つ注意するのは土のpHです。特に地植えの場合、日本の土壌は酸性寄りのことが多くハーブが育ちにくいので、石灰を使って中和する必要があります。
ハーブの生命力は強い。特性とガーデニングで気を付けたいこと
このようにハーブはとても丈夫な植物で、あまり手をかけなくでもどんどん育ってくるでしょう。
この強靭な生命力がゆえに、古くから薬効を求める人の手によって栽培され広まったのではないでしょうか。
ハーブはミント意外にも多くの種類があります。中でも香りが楽しめるものを庭に植えるのがおすすめです。
1年を通して植えるミントの他に、キャットミントやレモンタイムなどをバランスよく配置してみましょう。
ただし、気を付けたいのは地中海性気候帯のハーブです。このタイプは雨が少ない・降らないと葉の色が悪くなり休眠状態になってしまいます。
せっかく植えたハーブの庭が見栄えの悪いものになってしまうかもしれませんので、種や苗についてあらかじめ調べておくか、園芸店で確認しましょう。
ハーブを地植えするなら土壌改良しよう
ミントの生命力は他の植物を枯れさせてしまうことがあるほど、と説明しましたが地植えの場所によっては土壌を整えて上げることも必要です。
これまでハーブを植えたことがなく、雑草や他の植物を長く植えていた場所ではいきなり入ってきたミントが元気に育たないこともあります。
丁寧に草を取り、土を耕します。もし、ラベンダーやローズマリーのように根を深く下ろすハーブも育てるのであれば少し深めに耕しましょう。
酸性の土壌を中和するための石灰(有機石灰がお勧め)を土に混ぜ込みます。更に腐葉土や微生物肥料を加えてなじませたら土に水を撒きます。
この状態で1週間ほど置いて土が落ち着くのを待ってから、いよいよミントを植え付けていきましょう。
園芸経験者の中には「ハーブはそもそも雑草」とまで言うほど、生命力が強いものです。地植えしたミントが、まさに雑草のように茂ってしまった庭もあります。
まずミント性質を知ってから植え付けや、合わせて植えるハーブなどを準備しましょう。
上手に育てられれば、香りも良いうえに料理に使ったりハーブティーを味わう楽しみもあります。
室内で鉢植えで楽しむ事もできるので、ぜひミントの栽培に挑戦してみてください。