最近は女性を中心に多肉植物が人気ですよね。
ぷっくりとした可愛いらしい姿は見ていて癒やされますし、おしゃれなインテリアとしても素敵です。
サボテンはお世話にあまり手間も掛からずに多肉初心者にもおすすめですが、植え替えする際の土は観葉植物用でも代用可能なのでしょうか?
専用の土も販売されていますが、手元には観葉植物用の土しかないという方も多いと思います。
サボテンに適した土の条件についてご紹介します。
また、サボテンを植え替えする際の手順もわかりやすくお伝えします。
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サボテンは専用の土がない場合には観葉植物用の土で代用可能
育てているサボテンが大きくなって来たら、そろそろ植え替えかなと思いますよね。
植え替える場合には、市販のサボテン・多肉植物専用の土がもっとも失敗が少なく、手軽なのでおすすめです。
しかし、他にも植物を育てている場合には、違う土なら家にあるという場合もありますよね。
観葉植物の土だったり、園芸用の土などが家にあったら、それを利用できたらいいなと思いませんか?
サボテンには観葉植物の土なら代用することが可能です。
サボテン・多肉植物専用の土は、とても水はけがよくて乾きやすいのが特徴で、他の土との違いでもあります。
観葉植物の土も、鉢植えで室内に置かれることを前提に作られているので、カビ予防のために園芸用の土よりも肥料成分を少なくして、水はけの良い土になっているのです。
多肉植物の土と似ていますよね。
園芸用の土は、残念ながらそのままでは多肉植物には向きません。
赤玉小粒や軽石、くん炭、川砂、鹿沼土小粒など、小粒で水はけの良いものをブレンドすることで多肉植物の土として使えるようになります。
観葉植物用の土をサボテンに使う時の注意点
サボテンにも使える観葉植物の土ですが、選ぶ時にはいくつか注意点もあります。
サボテン・多肉植物専用の土は、水はけの良さを重視して作られています。
そもそもサボテンは乾燥地帯に自生していたものが多く、そのため沢山の水分を溜めることが出来るのです。
またそういった環境では豊富な栄養は望めませんから、そういった環境に適応したサボテンに必要な肥料の量は、それほど多くはありません。
観葉植物の土は、先ほどもご紹介したように室内で使うことを考慮されているので水はけがよく根腐れしにくい土になっています。
しかし、肥料成分に関しては注意が必要です。
一般的に園芸用の土に比べると含まれる肥料成分は少なくなっていますが、種類によっては沢山含まれているものもあります。
多肉植物に観葉植物用の土を使う時には、出来るだけ肥料成分の少ないものを選びましょう。
観葉植物に比べると水やりの少ない多肉植物の場合には、肥料が多すぎて根を痛めたり、葉っぱの色づきが悪くなることがあります。
サボテンの土に適した条件
サボテンが元気に育つためには、どの様な土が向いているのか気になりませんか?
サボテンに向いている土には、5つのポイントがあります。
- 通気性が良い
- 排水性が良い
- 保肥力が良い
- 均等な粒
- 適度な保水性
通気性と排水性が悪いと根腐れの原因になってしまいます。
土の粒が細かく均等であることは、通気性や排水性にも影響しますし、植替えをした時の安定感にも繋がります。
保肥力は主に成長期に必要な要素です。
成長期に肥料を与えると勢いよく生長しますから、そのためには保肥力も必要になるのです。
保水性は意外だと思われるかもしれませんが、成長期には沢山の水分を吸い上げるので必要になります。
ただし、これはあったらいいな程度で、基本的には通気性、排水性の方が重要です。
店頭で市販の土を選ぶ時には、土の水分量をチェックしましょう。
水滴が多くついている土は夏にはカビやすいですし、すでに袋の中でカビが発生している土も醗酵不十分ですから控えましょう。
また、緑色の藻が発生いているものも土に水分が多すぎるので控えるほうが無難です。
観葉植物用でも代用できるが初心者は専用の土を使うのもおすすめ
サボテンを植え替える場合、初心者ならサボテン・多肉植物専用の土が、もっとも手軽で安心できる土です。
観葉植物の土でも代用することは可能ですが、専用に作られた土にはかないません。
サボテン・多肉植物専用の土は、とにかく排水性の良さが特徴です。
また、室内で使うことを考慮して加熱処理されいたり、サボテンに必要な栄養素を含んでいたりします。
市販のサボテン・多肉植物専用の土は、購入してすぐに使うことができますから、作業スペースも少なくて済みます。
また、必要な分だけを購入することが可能ですから、無駄もありません。
肥料分が入っていて、pH調整もされ、根腐れ防止剤もはいっているものなら完璧です。
安心してサボテンを育てることができます。
良いことづくしのような専用の土ですが、デメリットが無いわけではありません。
それは、サボテンの品種によって使い分けにくいという点です。
だんだんと知識もついてくると、それぞれの品種にあった土で育てたいと思うことでしょう。
その場合にはブレンドされたサボテン・多肉植物専用の土ではなく、自分で配合する方が向いているかもしれません。
サボテンを植え替えするタイミングと手順
サボテンの土を用意したら、早速植え替えようと思うかもしれません。
しかし、サボテンには植え替えのタイミングがあります。
今はその時期ですか?
間違ったタイミングで植え替えると枯らしていまう可能性もあります。
サボテンを植え替えるなら、4月~5月下旬、もしくは8月中旬~9月中旬が適期です。
この時期はサボテンの成長期直前ですから、もっとも失敗の少ない期間です。
サボテンは毎年植え替えるのが理想的です。
根腐れや根詰まり、栄養不足を解消できます。
植え替え用の鉢は、サボテンのサイズに合わせてバランスとれる大きさにしましょう。
株の葉張りより一回り大きな鉢を選びます。
大きすぎると根腐れの、小さすぎると根詰まりの原因になります。
サボテンの植え替え手順
- 植え替え1ヶ月前から水やりをやめて、土をしっかり乾かしておきます。
- 土が乾いたら、鉢からサボテンを慎重に取り出します。
- 根についた古い土を軽く揉むようにして落とします。
- ハサミを消毒してから、根が5cm程度になるように、長く伸びすぎた部分を切り落とします。
- 新しい鉢の底にネットを敷いて、鉢底の石を2cm程度入れます。
- サボテンを鉢に入れて、土を流し入れ、サボテンを植え込みます。
- 割り箸などで突いて土と根をなじませたら完成です。
根を切ったばかりのサボテンは水を吸うことができません。
植え替え後は水を与えないようにします。
植え替え後は明るい日影に置いて落ち着かせます。
1週間~10日程たったら、たっぷりとお水をあげましょう。
1ヶ月もすればしっかりと根を張るはずです。
上手に植え替えて、これからもサボテンライフを楽しんでくださいね。