サボテンの花の咲かせ方のコツを紹介。花が咲かない原因も解説

サボテンの花が咲いてるのを見たことはありますか?
サボテンは子孫を残すために花を咲かせますが、種類によって咲く時期は違います。

その特徴を知って花の咲く時期を確認し、花を咲かせてみましょう。
ここではサボテンの花の咲かせ方を紹介します。

またサボテンの花が咲かないのには理由がありました。
その理由も見ていきましょう。

まずはサボテンの成長期や休眠期とは?
サボテンの特性を活かした環境作りをすることで花が咲くかもしれません。

他にも考えられる理由がありますので、こちらで確認してみてください。

また花が咲きやすいサボテンの種類も紹介します。

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サボテンの花の咲かせ方のコツは2つあります

サボテンの花は、どれもとても美しく綺麗です。
サボテンを育てているのに、花を見たことがないなんて勿体無い!
花を咲かせるために、毎日の水やりや日光浴で、丁寧にお世話している方も多いのではないでしょうか?

実は、サボテン花を咲かせるためには、「水と日光を与える時期」と、「水を与えず休眠させる時期」の2つの時期を作ってあげなければいけないのです。

そのため、丁寧な水やりと日光を与えて毎日お世話を欠かさない家のサボテンはなかなか花を咲かせません。
逆に、どのように世話をしているのか尋ねると、「何もしてないのよ。」「水もろくにあげてない。」と答える、少しほったらかしている家のサボテンの方が、綺麗な花をつけるということは、よくあることですね。

サボテンが花を咲かせる訳と花の咲かせ方のポイント

サボテンの花を咲かせるコツについて、軽くお話をしました。
ここでは、もう少し詳しく、咲かせ方のポイントについて説明していきます。

その前に、そもそもサボテンはなぜ花を咲かせるのでしょうか。
答えは、子孫を残すためです。
そして、サボテンのもともと育っていた環境は砂漠ですね。砂漠でサボテンが子孫を残すためには、厳しい環境を耐え抜く必要があります。水の少ない砂漠で、サボテンはじっと耐え(休眠期)、雨季(水やり)がやってきたのを見計らって花を咲かせて種を作るのです。

サボテンを育てるときには、できるだけ自然に近い環境が必要になります。
特に室内で育てているときには、日光不足に注意しましょう。また、温度が一定になってしまうと休眠期に入ることができないので、暖房のきいた部屋よりは朝晩の寒暖差がでる場所に置くようにして下さい。

サボテンの休眠期は、サボテンの種類によってことなりますが、多くが「夏型種」で、冬に休眠期を迎えます。
休眠期には、月に1~2回程度の水やりのみで、基本的な水やりは必要ありません。しっかり休眠させ、春がきたら、定期的に水やりをするようにするだけで、サボテンは花をつけてくれますよ。

春秋型種や、冬型種のものももちろんありますので、休眠期の時期は確認してからおこなってください。

咲かせ方を確認した後は花が咲くのを待ちましょう。花が咲きやすいサボテンを紹介

サボテンには、どれも花が咲きます。
咲かせ方を確認したら、休眠期と成長期をサボテンに与え、花が咲くのを待ちましょう。
休眠期と成長期に合わせた育て方をしていても花が咲かないという場合には、サボテンの開花年齢が関係する場合があります。サボテンは種類によって開花する年齢が異なり、長いものでは30~50年経たないと花をつけないものがあります。また、その大きさについても、小さくても花をつけるものもあれば、2m以上にならないと花をつけないものまで様々で、家庭で育てていても、一生花をつけることができないサボテンもあります。

サボテンを育てる時には、家庭でも育てやすく、花を咲かせやすい種類のものを選びましょう。

ここでは、比較的花をつけやすいサボテンをいくつか紹介します。

  • マミラリアデアルバータ
    どちらかというと、トゲトゲというよりもフワフワとした印象を持つ種類のサボテンです。4月から夏にかけて開花の時期を迎える夏型種で、育て方も簡単です。100円ショップなどでも手軽に手に入りますよ。冬は0度を下回るようであれば室内で管理したほうが良いそうです。
  • マミアリア玉翁
    玉翁は「羊毛のような」という意味があります。その名の通り、白く長い毛がフワフワとしているのが特徴です。
    春秋型種なので、夏と冬に休眠期を迎えます。夏は涼しい夕方に、冬は天気が良い日の午前中に、月に2回程度行います。
  • ギムノカリウム水晃冠錦
    赤と緑のグラデーションが綺麗なサボテンです。長い刺が特徴で、チクチクした見た目です。4~5月にかけて花が咲くので、冬の間の水やりは月に2回程度にします。
    鑑賞価値が高いサボテンです。

ちょこんと咲く花が愛らしいサボテンの種類を紹介します

サボテンの花は種類によってどれも異なり、色も様々です。
ここでは、小さく「ちょこん」とした可愛らしい花が咲くサボテンを紹介します。
可愛らしい花をつけるので、室内のインテリアとしてもおすすめです。

  • 金松玉
    高さは10cm程度で細長い茎がいくつも重なるように生えています。
    冬の終わりから春にかけて、黄白色の小さな花を毎年咲かせます。赤い実は食べることもできるようです。
  • 白星
    茎全体が白い綿毛に覆われたまん丸のサボテンです。他のサボテンに比べて成長が早いので、人気です。茎のてっぺんに白い花が咲いて、かわいらしい姿になります。
    初心者でも育てやすい種類です。
  • 白翁玉
    丸いフォルムに、細くするどいトゲをもっています。小さいものから育てる場合には、開花まで3年ほどかかりますが、ピンク色のかわいい花を咲かせます。
    サボテンといえば白翁玉といってもいいくらいオーソドックスな種類のサボテンです。

サボテンの花が咲かない理由とは

水やりの方法を変えても花が咲かない場合には、他にも原因があるかもしれません。
いくつか対策について書いておくので、困った時の参考にしていただければと思います。

  • 日光不足
    もともと育っている環境から、多くの日光を浴びないとサボテンは生育しません。
    日中は、直射日光は避けて、よく日の当たる場所に置いてあげましょう。
    また、夜になっても光が当たる状態はよくありません。外が暗くなったら、サボテンも暗い場所に移してあげましょう。
  • 水の加減
    水の量が多すぎても、少なすぎてもいけません。
    土が乾いたら、水を与えましょう。休眠期についても、水の量が少なすぎると枯れてしまう原因になるので、土を触って確認しましょう。
  • 開花年齢
    先ほども説明したように、サボテンには開花年齢があります。
    購入の前に、どれくらいで花が咲くのか、期間や大きさについて確認しましょう。
  • 鉢の大きさ
    サボテンの鉢は、成長に合わせて時々植え替えが必要です。鉢が小さすぎると、サボテンの成長が止まり、花がつかなくなります。

綺麗な花を咲かせるサボテン。
正しい方法で育てれば、必ず花を見ることはできます。
成長期と休眠期のポイントをしっかり押さえて、サボテンに花を咲かせてみましょう。