水草の中でも定番とされるほどのマツモ。金魚やメダカなどの水槽でよく見かけることでしょう。
育成するのが簡単で、見た目も良いというところも人気になっている点ではないでしょうか。
そんなマツモは増やすことが出来ます。早速増やし方についてみていきましょう。
水中を漂うマツモには大きくなる途中で脇芽を出しますが、この脇芽をカットすることでどんどん増えていきます。
マツモの増やし方やペットボトルを使った方法もありますので参考にしてみてください。その際のマツモを置く環境についても確認しておきましょう。
またトリミングも必要ですが、やり方もご覧ください。
マツモが枯れてしまうこともありますが、原因を紹介します。
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水草・マツモの増やし方や増え方とは
水草のマツモは、金魚草として有名ですよね。
「松」のように、細い針のような二又に枝分かれした葉をたくさんつけています。
水質への適応能力が高く丈夫なので、マツモは初心者でもとても育てやすい水草です。
繁殖力や水質浄化能力も高く、とても安価に販売されるので、水草を育てる人の間では「マツモ神」と称させるほど重宝されています。
マツモは繁殖力が強いので、初心者でも簡単に増やすことが出来ます。
マツモの増やし方
- マツモの脇芽部分でカットする
- 数節の長さでカットする
新芽が出ていない状態でカットしても、増やすことが出来るほど繁殖力の強い水草です。
カットした後はそのまま水に浮かべておきましょう。
店頭では底砂から生えているようにレイアウトされていますが、あれは重りなどを使って固定しているだけです。
マツモは浮遊性の水草ですから、ただ浮かべて置くだけで成長します。
水草・マツモの増やし方とおすすめな容器
水草のマツモの増やし方はとても簡単です。
しかし、ただカットして浮かべて置くだけでは葉の色が変色してしまうかもしれません。
もし赤くなってきたなら、それは栄養不足です。
新しく芽を出すためにはたくさんの栄養が必要となりますから、綺麗なグリーンで育てたいなら液肥を追加しましょう。
液肥は園芸用のものでOKです。
水槽で水草を育てている場合、他の水草と一緒にレイアウトしていたり、生体と一緒に育てている場合も多いですよね。
マツモ以外への影響が気になる時には、水槽以外の容器で育てると良いでしょう。
マツモを繁殖させるなら、ビオトープ用の容器や洗面器やバケツなどがおすすめです。
また、2Lのペットボトルを横倒しにして側面を半分くらいカットして使うのも良いでしょう。
底が広く浅めの容器を使うと繁殖させやすいです。
水草・マツモの増やし方や美しく保つ方法
水草のマツモはとても丈夫な水草です。
水温さえ適温であれば、多少水質が悪くても枯れることもほぼなく、どんどん成長します。
そんな丈夫なマツモですが、「美しさ」を求めるなら、適度な手入れが必要にあります。
成長が早い分、古くなって見た目の悪くなる部分もどんどん増えてゆくのです。
可哀想になるかもしれませんが、カットした部分から脇芽を出すので、古くなってしまった部分は随時手入れしてあげましょう。
また、底材に埋めるようなレイアウトをしている場合には、底材に埋めていた部分を定期的にカットして、植え直しましょう。
本来浮遊性の水草であるマツモは、底材に埋めても根が出ることはなく、埋めている部分は痛みやすくなってしまいます。
そのため、定期的にカットして植え直す作業が必要になるのです。
カットした古い部分は、金魚の餌として与えることが出来ます。
ただ捨ててしまうのは勿体無いと感じる方におすすめです。
水草・マツモのトリミングのやり方
水草のマツモは増やしやすいだけあり、成長が早い水草です。
特に水温や水質などの条件が合った時には、グングン成長します。
そこで必要になるのが「トリミング」です。
グングンと成長してマツモが水面を占領してしまうと景観を損ねて、美しさとは少しずつ離れてしまいますよね。
また、生体を飼育している場合には餌を食べる時に邪魔になってしまったり、背丈の低い水草などはマツモの影となり、陽が当たらなくなることもあります。
こういったことを予防するためにも、定期的にトリミングを行いましょう。
トリミングは、マツモの先端にある成長点を残してカットします。
先端部分は成長してまっすぐに伸びていきます。
カットした下の方のマツモは、カット部分が伸びることは無く、そこを避けたあたりに脇芽を出して「く」の字のように成長していきます。
真っ直ぐに伸びないので不要であれば、下の方は処分することになるでしょう。
よく見るとわかりますが、先端部分と元の部分では色が違います。
先端部分の青々として美しいマツモだけを水槽に戻すと、美しさを保つことにも繋がります。
マツモが枯れる・溶ける原因について
水草のマツモはとても丈夫で育てやすく、マツモ神とも称させる水草です。
しかし、絶対に枯れないわけではありません。
マツモが枯れる場合には、一般的な植物のように茶色く枯れていくのではなく、まるで溶けるように葉がバラバラになって、茎だけとなって行くことが多いでしょう。
枯れてしまう原因の多くは、水質や水温の急激な変化によることが多いです。
マツモが自生しているような自然の場所では、水質や水温が急激に変化することは少ないですが、水槽という人工的な環境では、どうしても起こりやすくなってしまいます。
生体と一緒に育てている場合には、水換えなどに注意が必要です。
次に考えられるのは、光量不足です。
光量不足になると、マツモの葉っぱ同士の間隔が広くなり間延びしたような姿になります。
水槽の設置場所を移動したり、ライトを点灯するなどして対策しましょう。
基本的にはマツモは神と称させるほど、適応能力が高く丈夫で繁殖力も強い水草です。
脇芽を出すので、カットするだけで簡単に2本に増やすことが出来ますよ。
ぜひ、あなたもチャレンジしてみてくださいね。