水草を水槽に植える時の基本的な植え方とレイアウトのコツを解説

水槽に水草を植えてアクアリウムを楽しみたい人もたくさんいます。ですが、初心者の場合は水草の植え方がわからないと上手に植えることが難しいものです。水草には色々な種類もありますし、種類ごとに植え方も違うものです。

ここでは、水槽に水草を植える時の基本的な植え方や、種類別の植え方についてご紹介します。

どんなふうに植えれば良いのかがわかれば、初心者の人でもアクアリウムを楽しむことができます。

また、レイアウトをするときにどんなコツがあるのかについてもご紹介しますので、そちらも併せて確認してみましょう。

コツを知ってうまくレイアウトをすることで、素敵な水槽を作ることができますから、是非参考にしてみてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

水草・マツモの増やし方は簡単。手順とおすすめな方法を紹介

水草の中でも定番とされるほどのマツモ。金魚やメダカなどの水槽でよく見かけることでしょう。 育成する...

水草のおすすめ。アクアリウム初心者向けの種類と特徴を紹介

アクアリウムを初めてみたいけれど、初心者の場合はよくわからないことばかりではないでしょうか。 そこ...

水草・アナカリスの育て方。水や温度や光やトリミングのやり方

金魚藻と言われている水草の種類・アナカリスは環境への適応力があるので育てやすい水草です。 また価格...

水草の種類で赤系の水草。簡単・成長が早い種類と赤くなる条件

水草は緑色だけではありません。赤系の水草もあり、水槽にいれると緑色の水草との色のコントラストが美しく...

水草の植え方でポットは外した方が良いワケと植え方のコツ

水槽に入れる水草を購入した場合、 水草がポットに入っていると思います。 このポットのまま水槽に入れ...

水草に必要なカリウムを自作!カリウムの作り方と使用方法を解説

水草を元気に育てるには、色々な条件や栄養素が必要になりますが、カリウムも必要な栄養素の一つです。 ...

【水草】モス類の育て方と必要な物や置き場所。種類別の特徴も紹介

ウィローモスは初心者でも育てやすい水草とされていますが、どんな水草なのでしょうか。 まずはウィ...

水草の植え方。メダカが元気に育つ為の植え方の方法やコツ

メダカを水槽で飼育する場合には水槽の中に、水草を入れてあげましょう。 水草を入れることで水質の...

水草【カボンバ】の増やし方。コツや植え方や枯れる場合の対策も

カボンバはメダカや金魚の入った水槽の定番の水草にして使われることが多く、良く見かける水草ではないでし...

水草の種類で川に生えている物。水槽へ入れる時の注意点も確認

水草は都心から離れた川や水田や池などにも生えていますので、見つけることが出来るでしょう。 どんな水...

水草をメダカが食べることはある。水草とメダカの関係について

水槽の中のメダカが水草を突っついている状況はよく見かけますが、メダカは水草を食べているのでしょうか。...

水草アナカリスの増やし方は簡単!増やし方と育つ環境を解説

熱帯魚を飼育している人の中には、水槽の中にアナカリスという水草をレイアウトしているいるのではないでし...

水草のマツモが枯れる原因を究明。試してみたくなる対処法も紹介

マツモは水草の中でも育てやすいといわれていますが、環境によっては枯れることがあります。いくら丈夫でも...

水草とメダカのビオトープを作ろう。おすすめな水草と注意点

ビオトープという言葉を見たり聞いたりしたことはあるでしょうが、詳しく説明できるでしょうか。 生き物...

スポンサーリンク

水槽に水草を植える植え方で基本的な配置

水槽に水草を植えようと思った時、最も頭を悩ませるのはレイアウトですよね。

「自分好みのカッコいいアクアリウムを作るぞ!」と意気込んだもの束の間、「自由にどうぞ」と言われると意外と難しいものですよね。
規制が有る方が、思いの外簡単だったりします。

そこで、基本的なレイアウトを3つご紹介しましょう。

水草の基本レイアウト

  1. 両脇…水槽の両サイドにボリュームをだす配置です。
  2. 片流れ…水槽の左右どちらかだけにボリュームをだす配置です。
  3. 中央…水槽の中央部分に最もボリュームを出す配置です。

これら3つのパターンはよく使われるレイアウトで、バランスが取りやすく、参考となる作品例も見つけやすいため初心者におすすめです。

水槽に有茎水草を植える時の植え方

水草は大きく分けて有茎水草・ロゼット型水草・着生水草の3種類にわけられます。
植え方が異なりますから、それぞれご紹介しましょう。

水草を植える時には水草用の長いピンセットがあると便利

有茎水草

有茎水草とは茎がある水草のことで、真っ直ぐに伸びるタイプや横に這うタイプにわかれます。

代表的な有茎水草…オオトリゲモ、金魚藻、グロッソスティグマ、ミニマッシュルーム、パールグラスなど

有茎水草の植え方

購入してくると鉛が巻かれていることが多いです。
鉛巻の部分で切り取って、1本ずつバラバラにしましょう。

鉛巻きされていない場合も、下から5mm程度切り落としておきます。

下の2節くらいまでに生えている葉っぱを取り除きます。
また、水上に出てしまう葉っぱも取り除きいましょう。

茎の下の方を水草用の長いピンセットでつまみ、底砂へ斜めに差し込みます。

水槽にロゼット型水草を植える時の植え方

次にご紹介するのは、ロゼット型水草です。

ロゼット型水草の特徴

茎がなく根から直接葉っぱが生えている水草で葉っぱをロゼット型に茂らせます。

代表的なロゼット型水草…アマゾンソード、コブラグラス、スクリュー・ハリスネリアなど

ロゼット型水草の植え方

ポットに入っていたり、束になっているものは1株ずつ分けましょう。
根の先端を切って長さを揃えます。

底砂に指で穴開けて、水草用ピンセットを使って、1束ずつ植え付けていきます。

ロゼット型水草は根張りが良いものが多い
そのため、底砂は厚めに敷くようにしましょう。
また、密生似は向かないので、アクセントとして使うのがおすすめです。

水槽に着生水草を植える時は

最後は着生水草の植え方をご紹介しましょう。

着生水草

着生水草は、流木や石などに着生しながら成長する水草です。
底砂は使わず、テグスなどを使って水草を流木や石へ巻き付けて育てます。

代表的な着生水草…ウィローモス、ジャワモス、ミクロソリウムなど

着生水草の植え方

始めに、流木や石のどこに着生させるかを決めましょう。

着生させるために巻き付けますが、邪魔になるような大きな葉っぱは先に取り除きます。
着生せさせる場所に水草を置いて、テグスや木綿糸などを使って巻き付けていきます。
テグスや木綿糸の幅は3~5cmほどの間隔にすると、水草が成長しやすくなります。

また、厚く張り付けてしまうと光合成を行えずに枯れる原因になりますから注意しましょう。

水槽に水草を植える時のレイアウトのコツ

水槽に水草を植える時には、レイアウトを考えますよね。
先程は、両脇、片流れ、中央の3つをご紹介しました。

しかし、それは正面から見て分割しただけですよね。
水槽には奥行きもあります。

水草をレイアウトする時には奥行きを上手に使い立体感を出す

水槽を横から見て3分割して、前側、中央、後側に分けて、それぞれにあった水草をご紹介しましょう。

  • 前側…背丈の低い水草や小型の水草の前景草を使います。
  • 中央…前景草よりも少し大きく、後側とのバランスをとる中景草を使います。
  • 後側…背丈が大き鋳物や、水面前達するほど成長する後景草を使います。

レイアウトする時は、配置する場所にあった大きさの水草を使うことで、奥行きのある凝ったレイアウトが可能になります。

流木や石などを配置したい場合には、先にアクセサリー類の場所を決めて、それから水草をレイアウトしましょう。

水草はバラバラに配置するよりも同じ種類をまとめて植えた方が、レイアウトにもまとまりが出る

水草の成長後のことも考慮して、間隔をあけて植えると長く綺麗な姿を楽しむこと出来ますよ。

水槽の中で揺れる水草は、美しいものですよね。
レイアウトによっていろいろな演出が可能ですから、ぜひいろいろ試してみてくださいね。