カボンバはメダカや金魚の入った水槽の定番の水草にして使われることが多く、良く見かける水草ではないでしょうか。
「金魚藻」とも呼ばれ川や池などの水辺に生えていることもありますが、今あるカボンバを増やして育てることが出来ます。
今回はカボンバの増やし方について、詳しくみていきましょう。
また注意点やカボンバが枯れないようにする植え方なども紹介します。
カボンバが枯れてしまう・溶けてしまうことの原因や対処法、コケが生えてしまった場合の対策もご覧ください。
カボンバはとてもキレイな水草です。増やし方を知って美しいアクアリウムを楽しんでください。
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水草「カボンバ」は増やすことが出来る。増やし方を紹介
金魚は水槽に水草を入れずに飼育することも可能です。ですが水草を入れる事により、金魚の隠れる場所が出来たり、水質浄化の作用が得られます。また水槽内に緑が入るのは見た目にも美しいものですね。
金魚にはカボンバがおすすめ
数ある水草の中でも、金魚の飼育にお勧めなのがカボンバです。このカボンバは金魚藻と呼ばれているほど、金魚との相性の良い水草であり、金魚も好んで柔らかい葉の部分を食べます。
私が以前飼育していた金魚もカボンバが大好きで、茎だけになるほど良く食べていました。
カボンバは育てやすく、増やす事も出来る水草です。金魚がたくさん食べる時は、増やして育てていきましょう。
カボンバをトリミングするタイミング
カボンバを増やすためには、ある程度伸びた所でカットして増やす方法になりますが、実はカットするという行為に弱いという特徴もあります。
そのため増やしたいからといって頻繁にカットするのではなく、水面付近まで草丈がしっかりと伸びて、脇芽も育ち始めた頃にトリミングを行うのが望ましいです。
カットする時は草丈が10㎝程度は残るようにトリミングしましょう。あまり短くしすぎると、その後伸びなくなり増やすことができなくなってしまいます。
カットしたカボンバを差し戻して育てる、この工程を繰り返すことで増やし続ける事が出来るでしょう。
水草・カボンバの増やし方で気をつけたい事
カボンバに限らず、水草は水中で育つ植物です。中にはあまり光合成を必要としない水草もありますが、カボンバを増やすために成長させるには光合成が不可欠になります。
カボンバを育てるのに好ましい環境
光合成をさせたいからと、日当たりの良い場所に水槽を置くと、水草にとっては光合成ができて良い環境かもしれません。ですが水槽内はあっという間に苔だらけになってしまいます。
また夏場であれば水がお湯になってしまい水槽内の金魚が危険ですので、直接太陽光を浴びさせて光合成をさせるといった方法は避けましょう。
室内で光合成をさせる時には、水槽用LEDライトを当てて育てるようにしましょう。
肥料やpHにも注意
カボンバを元気に成長させたい時には、二酸化炭素や底床添加肥料を使う事でより元気に美しく育てる事が出来ます。
カボンバを育てるのに好ましいpH値は5.5~7.0です。この範囲を保つよう心掛けましょう。
水草カボンバの増やし方を確認したら枯れないように植えよう
カボンバは水に浮かんだまま成長する種類の水草です。そのため植えずにそのまま水槽内に漂わせておいても成長していきます。
ですが水槽なのレイアウトを考えると、しっかりと植えた状態の方が良い場合もありますね。
お店でカボンバを購入する場合、底に沈むように鉛で巻かれて売られている事も多いです。
そのまま植える事も可能ですが、心配なのは束ねられていることで起こる根腐れです。
根腐れを起こしたカボンバはその部分が溶けたように枯れてしまいます。そのため、束ねて固定して植えるよりも、固定を外して植える方が根腐れの心配がなく安心です。
カボンバは直接植えずに別容器に植えてから水槽内へ入れる
カボンバの根腐れが心配だからと、そのままソイルに植えても水流などの関係で直ぐに抜けてきてしまうでしょう。
そこでお勧めなのが、小さな容器に個別に植える事です。
例えば陶器で出来たものやガラス製のものなど、少し重みのある容器で且つ小さな物がおすすめです。
深さは1センチ程度では直ぐに抜けてきてしまうでしょから、3センチ以上あるものが好ましいと思います。
その容器に水槽内と同じソイルを使ってカボンバを植え込みましょう。
それから水槽内へ入れて、容器の周り他の水草やソイルで隠すようレイアウトすると良いでしょう。
カボンバが枯れてしまうなどの原因と対処法
育てやすいと言われているカボンバも枯れてしまう場合があります。何が原因なのか、水槽内の環境を今一度見直して見ましょう。
なぜカボンバが枯れたのか?
水草が枯れてしまった時はまずは「光量」「水質」「水温」の3点を探って見ましょう。
光合成が足りない?
カボンバは弱い光でも育つ事は育ちます。先程元気に育てたい時にはライトを当てて、光合成をさせる事が大切だというお話をしました。
やはり水槽用ライトがなく、部屋の明かりだけで育てる場合には光量が少なすぎてカボンバが弱ってしまう場合があります。
水質が悪化している?
水槽内に苔が生えて汚れているのが見えてわかる場合もあれば、見た目にはわかりにくいけれど水質が悪化している場合もあります。
枯れてしまった時には、pH値がどのような数値になっているのかを調べるのも、一つの手です。
水温が合っていない?
金魚はヒーターを入れなくても育てる事が出来るため、ヒーターを使わず飼育する場合もあるでしょう。
ヒーターを使っていると水温は一定に保たれていますので、水草が枯れた時の原因として水温は思い浮かばないと思います。
ですがヒーターがないとなると、水槽内の水温は常に変化している可能性があり、カボンバには合わない環境となっているかもしれません。
カボンバが元気に育つ水温の目安は15~28度ですので、水槽内の水温を調べて見ましょう。
カボンバに苔が生えてしまった時の対策も紹介
水槽内に苔が生えるにはいくつかの理由が重なって発生します。
苔が生えてしまった場合には掃除が必要になりますが、その掃除の頻度を減らすために苔を生えさせない対策も必要になります。
そこでお勧めなのが、苔を好んで食べてくれる生き物を水槽内に迎え入れる事です。
金魚と同居にお薦めのがドジョウ
以前金魚を飼育していた時に、金魚の他に別の魚を飼育したいと相談した時に勧められたのがドジョウです。
ドジョウは基本的に水槽の下部で生活していますので、金魚の邪魔にならず共生することが出来ます。
さらに雑食性ですが水草は食べずに、底に残った残った餌や苔を食べてくれます。
また見た目もひげが生えていて可愛らしいです。
お店で金魚と相性の良いドジョウがいるか、店員さんに訪ねて見て下さいね。