季節の花やグリーンなどで寄せ植えを素敵に飾っているお宅やお店をみかけます。
寄せ植えとはちょっと違った、ギャザリングという植え方は聞いたことはあるでしょうか?
「寄せ植え」と「ギャザリング」同じように思いますが、どこが違うのでしょう。
まずは「寄せ植え」と「ギャザリング」の違う点についてみていきましょう。
フラワーアレンジメントのような、ギャザリングの植え方についても紹介します。
花の他にアイビーなどの観葉植物を使ったギャザリング風の寄せ植えも素敵です。
植え方や作り方や必要な物を確認してください。
素敵な花のアレンジメントが出来上がることでしょう。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
寄せ植えをリメイク。クリスマスからお正月用にチェンジする方法
ガーデニングや草花の鉢植えや寄せ植えを年中楽しみたい。季節の花やイベントに合わせて寄せ植えを飾りたい...
-
多肉植物の寄せ植え・鉢穴なしの容器を使う時のポイントと注意点
多肉植物の寄せ植えを、普通の鉢ではなくおしゃれな容器で代用して作りたいと考える人もいますよね。100...
スポンサーリンク
ギャザリングと寄せ植えの植え方などの違いについて
寄せ植えをしようと調べていると「ギャザリング」という言葉を目にするようになりましたね。
寄せ植えとギャザリングの違いがわからないと言う方も多いのではありませんか?
ギャザリングとは、寄せ植え方法の一種です。
一般的な寄せ植えは、鉢にいくつかの苗を植えることをいいます。
ギャザリングは、根鉢を崩して花束のようにまとめてから寄せ植えする方法です。
これまでの寄せ植え方法よりも、鉢に植えられる苗の数が増えるので、表現方法も更に広がるのです。
一般的な寄せ植えの場合には、根をあまり崩さずに植えられる苗に限りがあり、隣同士の植物との距離もあくので、馴染んで美しく見えるまでに時間がかかりました。
しかし、ギャザリングでは植えるときから花束のようにまとめて植えていく事が出来るので、完成した瞬間からフラワーアレンジメントのようにゴージャスで美しいのが特徴です。
寄せ植えよりもギャザリングの植え方はたくさんの苗を植えることが出来る
一般的な寄せ植えとギャザリングの違いをご紹介しましたが、一番の違いは「根鉢を崩すこと」です。
これまでの園芸ではタブーとされていました。
しかし、土の一部を削ることによって、たくさんの苗を植えることが出来るのです。
一般的な寄せ植えでは根鉢を崩さないので、使う鉢によって植えられる苗の数が決まってしまいまいます。
しかし、ギャザリングの場合には、根鉢をほぐして植えるときから花束のように、小さなユニットにして植えていきます。
そのため、同じ鉢を使っても一般的な寄せ植えよりもずっと多くの苗を植えることが出来るのです。
また、ギャザリングのメリットは完成直後にもあります。
一般的な寄せ植えの場合には、根鉢を崩さないため隣同士の苗に距離ができ、苗同士が馴染み美しく見えるまでにある程度の期間を要します。
しかし、ギャザリングは植物をユニットにして植えて行くことで、より繊細な表現が出来るようになりました。
そのため、完成直後から美しい姿を楽しむことが出来るのです。
きちんと管理すれば、数ヶ月という長い期間、その美しさを楽しむことが出来ます。
ギャザリングの植え方。土のかわりに使うと便利な物
ギャザリングはコレまでの寄せ植え方法とは全く違います。
根鉢を崩すこともそうですが、植え込む作業も少し異なります。
鉢いっぱいまで用土を入れたら、花束のようにまとめた植物を田植えのように植えていくのです。
そのため、ギャザリングを行うときには土も選ばなければいけません。
ギャザリング愛好家の間で人気なのが、ベラボンと呼ばれるヤシの実のチップです。
水を含むと膨張して乾くと縮む性質があり、それを繰り返すことでたくさんの空気を取り込むことが出来るので、根鉢が密集しているギャザリングにとても向いているのです。
さらに、ベラボンは長期間使うことが出来るうえに、燃えるゴミとして捨てることも出来るのです。
植物を育てている方なら、土の処分に困った事があるのではありませんか?
一軒家なら庭に捨てるということも可能ですが、マンションなどの場合にはそうはいきません。
ベラボンなら処分に困らないので、気軽にチャレンジすることができますね。
ギャザリングの植え方・作り方の紹介
ギャザリングの素晴らしさを知って頂いたところで、次は植え方をご紹介しましょう。
ギャザリングで用意するもの
- 鉢(通気性の良いもの)
- ベラボン
- 水苔
- バケツ
- ハサミ
ギャザリングの植え方
- 水苔を5分程度水に浸して戻します。
- 鉢の縁より少し下まで、ベラボンを入れます。
- 苗をポットから出して土をほぐします。
- 縦に割いて小さな苗に分けますが、根が周りすぎてほぐれない場合にはハサミを使います。
- 全てのポットを同様に準備します。
- お好みの小さな苗をまとめて、根に水苔を巻きつけます。
- 田植えのように、6を押し込むようにして植え込みます。
- 同様に他の小さな苗も水苔でまとめて、植え付けていきます。
- 全ての苗を植え終わったら隙間に水苔を詰めて、花や葉っぱを整えて完成です。
半球状に仕上げたい場合には、鉢の周りから中心に向かって植えていきましょう。
観葉植物を使ったギャザリング風の寄せ植えの植え方
フラワーアレンジメントの様な美しさを楽しめるので、お花で作ったギャザリングを目にする方が多いかもしれませんね。
しかし、ギャザリングとは根鉢を崩して花束のようなユニットを作って植えていく方法ですから、お花以外の素材を使っても問題ありません。
カラフルなお花は飾りにくいと思われるなら、観葉植物で作ってみませんか?
手頃なところだとアイビーなどがおすすめです。
カラーリーフを集めてギャザリングすれば、繊細なグリーンのグラデーションを楽しむことが出来ますよ。
鉢でギャザリングするのも素敵ですが、リース型などを使ってギャザリングするとよりインテリア性が高くなります。
グリーンが基調なので、どの様なテイストとも合わせやすく、一つあるだけでグッと華やかになりますよ。
ギャザリングの飾り方は色々ある
リース型を使ったギャザリングをサラッとご紹介しましたが、実はギャザリングはいろいろな方法で楽しむ頃が出来ます。
- リース
リース型を使ってのギャザリングは初心者でもチャレンジしやすいのでおすすめです。
先程はリーフをメインとしてご紹介しましたが、お花も加えることでより多彩なデザインを楽しむことが出来ますよ。 - ワンユニット
ギャザリングではもっとも基本となる形です。 - ナチュラルスタイル
高さの違う植物でギャザリングを行い、庭を切り取った様なデザインを楽しむ方法です。何処からみても美しく仕上げるオールラウンド型や一方からみた時に美しく見えるデザインに仕上げるワンサイドなど、いろいろなデザインを楽しむ事ができます。 - ウォールバスケット
壁掛けタイプのギャザリングですが、自立するものもあるので飾る場所を選びません。
綺麗な丸に仕上げるためには基本的な知識だけでなく、組み立て知識も必要になるので中級者以上向きです。 - マウント
背の低い植物だけをこんもりと積み上げて、植物で石垣を作ります。
ユニットの大きさを自在に作れる技術が必要なので、こちらも中級者以上向きです。 - ルーティブーケ
全ての土を落として水苔で巻いて水にさすので、一見普通のブーケですが、切り花とは違い成長することが出来ます。
ギャザリングの極みともいえるスタイルです。
基本的なギャザリングをマスターすれば、いろいろなスタイルで楽しむ事が出来ます。
完成したときから美しい姿を楽しめるギャザリングに、ぜひチャレンジしてみてくださいね!