多肉植物の寄せ植えの土は何が良い?土の作り方と注意点を解説

インテリアとしても人気の多肉植物。多肉植物の寄せ植えを作る時、普通の園芸用の土を使用して作っても良いのか、初心者にはよくわからないですよね。土選びを間違えてしまうと、多肉植物が元気に育たないこともあります。

ここでは、多肉植物の寄せ植えを作る時にどんな土を使えば良いのかについてお伝えします。

選んでは行けない土や選ぶ時のポイントと、自分で土を作る方法についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。

初心者の人でも、コツが分かれば意外と簡単に多肉植物の寄せ植えを作ることができますよ。センスあふれる寄せ植えを作り、自宅におしゃれなインテリアグリーンを配置しましょう。

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多肉植物の寄せ植えに使う土について

多肉植物の寄せ植えを行う場合に、必ず必要になってくるのが土です。
お店に行くと多肉植物専用の培養土が売られていますから、この土を使うのがもっとも手軽と言われています。

お店には他にも、観葉植物用や特定の野菜用など様々な専用の培養土が売られていますよね?
専用の培養土と普通の園芸用の培養土は何が違うのでしょう?

大きな違いは保水性や肥料成分です。

園芸用の土は保水性に優れて、肥料成分もしっかりと含まれているのに対し、多肉植物用の培養土は、肥料成分はほとんど含まれず水はけの良い土になっています。

多肉植物は日本を自生地とする植物とは違って、葉っぱや茎に沢山の水を貯めておくことが出来ます。
痩せて乾燥した地域に自生していたので、雨季には活発に成長して沢山の水を吸収して溜め込み、雨の降らない乾季を耐え抜くためです。

多肉植物を元気に育てるためには、自生していた地域にできるだけ近づけることが重要になります。
そのため、肥料はそれほど含まれず土は水はけの良い土が適しているのです。

多肉植物の寄せ植えの土は新しい土を使うこと

多肉植物を寄せ植えにする時には、必ず土が必要になります。
大切なのは新しい土を使うことです。

寄せ植えする場合には、今まで自分で育てていた多肉植物を使う場合も多いですよね?
その場合、鉢には土が入っています。
しかし、この土を使い回すことはおすすめできません。

植物を育てていると、様々な菌や害虫が土に入り込みます。
いくつかの鉢の土を集めて寄せ植えに使うと、鉢の数だけ病気や害虫のリスクが高まることになるのです。

せっかく寄せ植えをするのですから、しっかりと定着して元気に育って欲しいですよね。そのためには、新しい清潔な土を使って寄せ植えを行いましょう。

多肉植物にNGな土と土選びのポイント

多肉植物を寄せ植えする場合には、新しい土を用意するのがおすすめです。

多肉植物専用の培養土がもっとも手軽ですが、もしなかった場合には、「他ので代用できないかな?」と思いますよね。

その時に間違って購入して欲しくない土があります。
それは「ハーブ専用」や「バラ専用」と欠かれている土です。

多肉植物は先ほどもご紹介したように、肥料は少なめで水はけの良い土を好みます。
そして、ここで重要になるのが、酸性の土を好む傾向があるという点です。

ハーブやバラはアルカリ性を好むので、専用の土もアルカリ性に傾くように配合されいます。
合わないpHで育てると、根が傷んで次第に元気がなくなり、最悪の場合は枯れてしまうということも。

多肉植物専用の培養土がない場合には、サボテン用が最も近いのでおすすめです。

それも見当たらない場合には、観葉植物用の土が良いでしょう。

観葉植物も室内で育てる前提で配合されいるので、肥料成分が少なめで水はけの良いものが多いです。

多肉植物専用の培養土が見つからない時には、自分で配合してみるのもおすすめです。
多肉植物もそれぞれの種類によって微妙に好みが違うので、育てる多肉植物に合った土を作ることが出来きますよ。

多肉植物の寄せ植え用の土を作ってみよう

多肉植物の土でもっとも重要になるのが、「水はけ」です。
5日以上土が湿ったままだと、根腐れを起こしやすくなるといわれますから、2~3日で乾く土が理想的と言えるでしょう。

園芸用の土をベースに使うなら、「園芸用土3:赤玉土(小粒)4:軽石3」くらいの割合で配合して、排水性を高めましょう。
川砂や鹿沼土(小粒)なども粒子が粗いので水はけが良いのでおすすめです。

園芸用土を使わない場合には、腐葉土を使います。
「赤玉土(小粒)3:鹿沼土(小粒)3:腐葉土4」が少ない種類で覚えやすいのでおすすめです。

これを基準に、土を追加したり、入れ替えたり、割合を変えるなどして、それぞれの多肉植物にピッタリの土を探しましょう。

植物を上手に育てるためには、土の配合もぜひマスターしたいところです。
ベテランの方はたいてい、土のマイレシピを持っていますよ。

多肉植物の寄せ植えの作り方

土の用意が出来たら、ついに寄せ植えです。

寄せ植えを行う時のポイントは、同じ成長タイプの多肉植物を使うことです。

成長タイプがバラバラだと、管理が大変になりますし、夏型と冬型は生長期が反対の季節に当たりますから、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

多肉植物の寄せ植えに必要なもの

  • 多肉植物
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 割り箸など
  • ピンセット

 

寄せ植えの手順

  1. 鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れて、鉢の1/3くらいまで土を入れます。
  2. 寄せ植えのレイアウトを決めましょう。
  3. メインとなる大きな多肉植物や、高さのある多肉植物から植えていきます。
  4. 割り箸などを土に挿して、土と根を馴染ませます。
  5. ピンセットを使って、小さな多肉植物を隙間に植えていきます。
  6. そのまま休ませて、1週間後くらいから水やりを開始します。

見栄えする寄せ植えのコツは、高低差を出すことです。
リースなどの寄せ植えなら高さの無い寄せ植えでも素敵ですが、鉢などに寄せ植えする時には、高低差をつけた方がまとまりやすく、オシャレに見えますよ。

また、隙間を小さな多肉植物で埋めるようにすると、キュッとまとまった可愛らしい寄せ植えになります。

成長タイプが同じお気に入りの多肉植物を使って、ぜひ寄せ植えにしてみてくださいね。
ちょっとした場所に置くだけで、グッとオシャレな空間になりますよ。