玄関や扉に飾りたい華やかなリース。よく見かけるのは造花や季節の素材を使ったものが多いでしょう。
では造花ではなく生の花を土ごと植えたリースの寄せ植えが、とても素敵に飾られているのを見かけたことはありませんか?
ここでは生の花の寄せ植えリースの作り方を紹介します。
生花がリースになるなんてとても斬新な飾り方だと思いますが、意外と簡単に作ることが出来そうです。
花の他に、アイビーなどのカラーリーフを使ったリースもとても素敵です。
早速作り方をみていきましょう。
植え付けるリース型のプランターの種類は色々ありますが、手作りも出来ます。作り方を紹介しますので、是非オリジナルのリースを作る参考にしてみてください。
またその後のお手入れ方法についても紹介します。
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季節の花で寄せ植えしてみよう。寄せ植えリースの作り方や準備するもの
リースは玄関ドアなどに一つ飾るだけで、とてもオシャレにしてくれますよね。
「リース」と言われると、弦を巻いたリース台に、ドライフラワーや木の実などをあしらったものを想像する方が多いのではありませんか?
それらもとても素敵ですが、今回は生花を使ったリースをご紹介したいと思います。
生花を使うと、季節を感じるだけでなく、成長も楽しめるリースを作ることが出来ますよ。
作り方をざっくり説明すると、リース型のプランターに生花を寄せ植えしていきます。
まずは用意するものからご紹介しましょう。
生花リースで必要なもの
- リース型ワイヤーバスケット
- 培養土
- 水苔
- 肥料
- 植物
植物は季節のお花を用意してくださいね。
リースにするので、背丈低い植物が向いています。
次はリースの作り方をご紹介します。
基本的な作業は、一般的な花の植え付け方と同じですよ。
生花リースの作り方
- リース型ワイヤーバスケットに培養土を半分程度入れます。
- 肥料を加えてしっかりと混ぜ合わせます。
- ポットから苗を取り出して、全体をほぐして余分な土を落とします。
- 枯れていたり、変色している葉っぱを取り除きます。
- 整えた苗をリース型ワイヤーバスケットに植え付けていきます。
- 苗を植え付けたら、指でしっかりと抑えて、隙間が出来ないように培養土を流し込んでいきます。
- 水苔を水に浸して軽く絞ってから、指で抑えるようにしながら土の表面に敷き詰めます。
- 立てかけて使う場合には、水苔で覆った部分にテグスを巻き付けることで、水苔が剥がれたり苗が落下することを防ぐ事が出来ます。
植え付ける時には、主役になる花から等間隔で植え付けて、同じ植物同士が向かい合うように配置していくと、バランスよく仕上がります。
ポイントは、リース型ワイヤーバスケットと苗や、苗同士の隙間をしっかりと埋めることです。
隙間があると植物が落下してしまいます。
また、土が流れ出ないように水苔を敷き詰めて、きっちりと蓋をしましょう。
水苔で覆った部分にテグスを巻き付けると、立てかけても水苔が剥がれたり苗が落下することを防ぐ事が出来ます。
生花を使うので、季節を感じられる華やかなリースを作ることが出来ます。
寄せ植えのリースにはカラーリーフもおすすめ。その作り方
生花を使うとドライフラワーでは表現しにくい、活き活きとした華やかなリースを作ることが出来ます。
しかし、飾る場所に寄ってはカラフルすぎるのは使いにくいということもありますよね。
そこで、次は「リーフリース」をご紹介しましょう。
カラーリーフだけを寄せ植えにするので、シンプルですがどんな場所でも馴染む爽やかなリースに仕上げることが出来ます。
準備するものや手順は生花リースと同じです。
カラーリーフは背丈が低めの種類が使いやすくおすすめですよ。
根元からたくさんの葉が出ているものを選びましょう。
いくつかのカラーや種類を集めると、繊細なグラデーションやデザインを楽しめます。
また、好みの環境が似ている植物を集めるようにすると、管理がしやすくなり上手に育てることが出来ますよ。
カラーリーフを植えるける時に、切花で花束を作るときのように、株分けした苗を2~3種まとめて植え付けるのもおすすめです。
ギャザリングと呼ばれる、根のついた草花を花束のように組みわせて植える方法で、植えて直ぐから隣同士の植物同士を馴染ませることが出来る技法です。
寄せ植えで作るリースのプランターやその後の管理について
ここまで、リースの作り方についてご紹介してきました。
リースに必要なものとして、リース型ワイヤーバスケットをご紹介しましたが、市販されるリース型のプランターには、他にもいろいろな種類があります。
ヤシマットがついているものや、麻布がついているもの、ワイターでは無く弦で編んだカゴのものもありますし、円形ではなくハート型のものなどもあります。
プランターはお好みの物を選んで頂いて構いませんが、プランターによって使い方が異なる場合もありますので、それぞれのプランターに合わせて植え付けや管理を行ってくださいね。
植え付け後の管理は、基本的に水やりです。
一般的な鉢植えと同様に、表面が乾いたら行います。
水やりの時には、床に置いて横向きの状態で、苗一つ一つにたっぷりと水を与えましょう。
美しい姿を長く楽しむ楽しむために、花柄をこまめに摘み取るのもお忘れなく。
寄せ植えのリースのプランターを手作りする場合の作り方
寄せ植え用のリース型プランターには、先程もご紹介したように様々な種類があります。
しかし、基本的な作りはほとんど一緒で、枠組みがありそこに土が流れ出ないようにヤシマットや麻布などが敷かれています。
作り自体は簡単なものですから、自分で手作りすることも可能です。
購入すると枠や底に敷くもの、水苔や培養土などを合わせると3千円くらいの予算は必要になりますが、枠を自作すれば予算を抑えることも出来ます。
プランターを手作りする場合に必要になるのは、網目状になっている金属製の容器のようなものです。
ゴミ箱やザルなどで良いでしょう。
好みのサイズのものを用意してください。
底部分をニッパーなどを使って切り取り、切り口を内側に押し込んで、リース型にします。
切り口部分は危ないのでペンチなどで曲げてくださいね。
曲げて2重にすることで、内側の輪の強化にも繋がります。
内側に押し込むときに少しずつ丁寧に行えば、思いのほか簡単に作ることが出来るのでおすすめです。
リースのもつ意味と寄せ植えというリース
最近ではリースはとてもメジャーなインテイリアとなり、クリスマスシーズンにはあちこちで目にしますよね。
飾ると一気にオシャレになるのでインテリアとしてとても優秀ですが、本来リースは魔除けとして使われていました。
玄関ドアにリースが飾られるのは、こうした流れを汲んでいるからです。
玄関ドアは外出するときに使うものですよね。
そして、丸い形のリースには終わりが無い、つまり「永遠」という意味を表してします。
「出かけたら帰ってくる」ことが永遠に続きますように。
そんな願いを込めて、玄関ドアに飾るそうです。
なんともヨーロッパらしい、素敵なおまじないですよね。
この話を聞いた時、私も玄関ドアにリースを飾りたくなりました。
みなさんも、自分や大切な人を想ってリースを飾ってみませんか?