ちょこんと一つでもかわいい多肉植物ですが、いくつかの種類が集合するとまた違った楽しみがありますね。
色々な多肉植物で寄せ植えを作ってみるのもオススメです。
今回は多肉植物の寄せ植えの作り方を紹介します。
まずは作り方を順番にみていきましょう。寄せ植えに必要な道具も参考にしてみてください。
準備が整ったら寄せ植えをしていきましょう。
寄せ植えを作る時の多肉植物の選び方や配置の仕方も紹介します。
また寄せ植えに適した時期がありますので確認しておきましょう。
この作り方で世界に一つだけ、オリジナルの寄せ植えが完成します。
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多肉植物の寄せ植えの作り方の手順と必要なもの
多肉植物を育てているとチャレンジしてみたくなるのが「寄せ植え」ですよね。
個性的な姿の多肉植物が、鉢の中でキュッと寄せられているのはとても可愛らしく、お部屋に一つ飾るだけで、グッとオシャレな雰囲気になりますよね。
育てている多肉植物を寄せ植えにする方法をご紹介しましょう。
●寄せ植えに必要なもの
- 多肉植物(同じ生長タイプのものを集めましょう。)
- 鉢(底穴のあるタイプが管理しやすくおすすめです。)
- 鉢底ネット
- 鉢底石(軽石)
- 多肉植物専用の土
- 剪定はさみ
- ソイルスティック(割り箸などの細い棒)
- ピンセット
●寄せ植え前の準備
- 育てている多肉植物の水やりをストップして、土を乾燥させておきます。
- 寄せ植えに使う土は、しっかりと乾燥させておきます。
●寄せ植えの方法
- 鉢に鉢底ネットを敷いて、鉢底石をいれ、多肉植物専用の土も少しいれます。
- 育てている多肉植物を鉢から取り出し、根についた土を優しく揉むようにして落とします。
- 根腐れで黒くなっている根や、古くなって茶色く乾燥している根を剪定はさみで切って、整理します。
- 寄せ植えの多肉植物の準備が出来たら、レイアウトを決めます。
- メインとなる背の高いものや大きなものから、新しい鉢に植えます。
- バランスを見ながら、空いている隙間に残りの多肉植物を植えます。小さな多肉植物はピンセットを使うと便利です。
- 寄せ植えが出来たら、そのまま風通しの良い半日陰で1週間休ませます。
- 1週間ほどたち新しい土と根が馴染んだ頃から水やりを開始します。
以上が基本的な寄せ植えの手順です。
多肉植物の寄せ植えの作り方のヒント
基本的な寄せ植え方法は、想像頂けたでしょうか?
この様に手順は比較的簡単な寄せ植えですが、失敗してしたという話も耳にします。
寄せ植えを成功させるためのヒントをご紹介しましょう。
寄せ植えに使う多肉植物の土はしっかりと乾かしておく
鉢から取り出しやすく、根の土も落としやすいので、多肉植物の負担を軽減できます。
乾燥させずに寄せ植えすると、根腐れなどの原因にもなりますから、植え替えの1週間程前から水やりは控えましょう。
寄せ植えに使う土はしっかりと乾かしておく
寄せ植えに使う土は新しく清潔なものを用意して、しっかりと乾燥させておきます。
今まで使っていた土が勿体無いから、使いまわしたいなと思う方もいるでしょう。
しかし、植物を鉢で育てていると、土にはどうしても菌や害虫が住み着く可能性があります。
今まで使っていた土を使い回すと、その土の病害虫も一緒に新しい鉢に寄せ植えしてしまうことになるのです。
鉢の数が多ければ、病害虫の種類もその分増える可能性がありますから、土は新しいものを使うのがおすすめです。
また、寄せ植え前には根の整理をしますから、土が乾燥していないと根の切り口に水分がついて、痛む原因にもなってしまいますから、しっかりと乾燥させてから使いましょう。
植え替え後には、絶対に水やりしない
一般的な植物の場合には、植え替えたらたっぷりの水をあげることが多いですよね。
しかし、多肉植物の場合には、絶対に与えてはいけません。
根の整理をしたばかりで、新しい土に馴染んでいないうちに水やりすると、根腐れを起こしてしまいます。
植え替え後は水を与えずに1週間程度休ませましょう。
同じ生長タイプの多肉植物を集める
多肉植物は生長期によって春秋型、夏型、冬型の3種類に分けられています。
それぞれのタイプによって水やりなどの管理が異なりますから、寄せ植えする時には同じ生長タイプの多肉植物を集めましょう。
寄せ植え後の管理に深く関わってきますから、とても大切なポイントになります。
これらをきちんと行うと、成功率はグッと上がります。
また、寄せ植えを失敗しないためには、植え替え時期も重要になりますが、それについては、後ほどご紹介しましょう。
寄せ植えの作り方。多肉植物の土の選び方
寄せ植えを行う時に必要になるのが、「土」です。
先ほどご紹介したように、今まで使っていた土を使い回すことはおすすめできません。
土は、それぞれの植物の好みに合わせるのが最もベストです。
ベテランの方になると、土のマイレシピを持っている方が沢山いらっしゃいます。
しかし、初心者の場合には土の配合はなかなか敷居が高いですよね。
沢山の種類の土を用意しなくてはいけませんし、それぞれの土の特性や、植物の好みを調べる必要も出てきます。
また、多肉植物を育てる環境によっても配合が変わってきますから、すぐに寄せ植えをしたいという場合には向かないでしょう。
初心者がもっとも手軽に土を用意するなら、園芸ショップなどで売られている「多肉植物専用の土」です。
販売店に行くと何種類かの多肉植物専用の土が売られていることもあります。
迷った時には、粒の大きさで判断しましょう。
粒の細かいほうが保水性が高いので、細かい土ならグリーンネックレスや銀月などキク科の多肉植物に向いています。
粒がもう少し大きな土なら花月や虹の玉などのベンケイソウ科、粒が粗いものは柱サボテンやスーパー兜などのサボテン科が向いているでしょう。
育てる多肉植物によって使い分けると、上手に管理することが出来ますよ。
多肉植物の寄せ植えを素敵に魅せるコツ
多肉植物の寄せ植えをする時には「オシャレ」であることも重要な要素ですよね。
オシャレな寄せ植えのためにはポイントがあります。
寄せ植えする容器にこだわる
インテリアとして飾る場合には、室内の雰囲気に合ったものを選ぶことが重要です。
素焼きの鉢はもちろん素敵ですが、ストーン調やコンクリート調などを使うのもおすすめです。
独特な可愛いフォルムを引き立てて、よりオシャレに見せてくれますよ。
管理のしやすさを考慮するなら、底穴のついている鉢がおすすめです。
また、多肉植物は土の湿気を嫌う傾向が強いので、通気性の良いものを選ぶことも大切です。
多肉植物の色もしくは形を揃える
多肉植物には沢山の種類があり、様々な色や形をしています。
種類が多すぎて、どの組み合わせで寄せ植えしたら良いのか迷ってしまいますよね。
寄せ植えする時には、色か形を揃えるとバランスが取りやすいです。
例えば、普通の鉢に植えるなら1色で揃えて大きさや形で変化をつけると良いでしょう。
リース型に寄せ植えする場合には、2~3色で似たような形の多肉植物を揃えると、グッとまとまりがでて、バランスよく仕上げることが出来ます。
多肉植物の高低差を利用する
オシャレな寄せ植えには、インパクトも必要です。
高さのあるものとそうではないものや、横に広がるものなどを組み合わせて、高低差をつけましょう。
この方法は鉢に1色で揃えて植える場合、特におすすめです。
高低差がアクセントとなり、小さくてもインパクトのある寄せ植えになりますよ。
他にも額のようなものに寄せ植えして壁にかけたり、ハンギングにしたりと、いろいろな楽しみ方が出来ますよ。
植え方はもちろんですが、飾り方にもこだわると、よりオシャレに見せる事ができます。
多肉植物の寄せ植えは時期に注意しよう
多肉植物の寄せ植えを失敗しないためには、植え替え時期も重要になるとお話しましたね。
植え替え適期は、生長期のはじめ頃です。
生長タイプによって、それぞれ生長期が異なりますから、植え替え適期も違ってきます。
- 春秋型
春と秋が生長期で、真夏と冬は休眠するので、3~5月頃が植え替え適期です。 - 夏型
暖かい春から秋が生長期で冬は休眠するので、3~6月頃が植え替え適期です。 - 冬型
涼しい秋から春が生長期で、夏は休眠するので、9~11月頃が植え替え適期です。
休眠期には多肉植物はほとんど活動をしないので、根の生長も悪く根腐れなどの可能性も高くなります。
反対に生長期は活動が活発になってグングン生長する時期です。
葉っぱや茎はもちろん、根も勢いよく伸びる時期ですから、寄せ植え後も元気に育つ可能性が高いのです。
寄せ植えは適期に行うことが、成功する秘訣です。
ポイントに気をつけながら寄せ植えを行うと、成功率はグッと高くなります。
オシャレな寄せ植えを作って、素敵なインテリアにしてくださいね!