アガベ・アテナータを地植えするときにはどんな注意が必要なのでしょうか。
暑さにも寒さにも強いと言われているアガベ・アテナータですが、寒さに関しては限界があります。住んでいる地域によっては地植えに向いていないこともあるので気をつけましょう。
アガベ・アテナータの特徴、地植えをするときのポイントを紹介します。
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地植えはできる?アガベ・アテナータの特徴
班色の種類もあり茎も高く伸びるので、とてもスタイリッシュでインテリアグリーンとして人気があります。
アガベ・アテナータは多肉植物なので乾燥にも強く、育てやすいことも人気の秘密でしょう。
ですから、寒冷地では難しいですが関東以南であれば敷き藁などの対策を行えば地植えにすることも可能な植物なのです。
霜や凍結では葉を炒めることがあるので注意しましょう。
自分の庭にアガベ・アテナータが植えてあるなんて、とてもエキゾチックで素敵ですよね。
シンボルツリーとしてもおすすめですよ。
アガベ・アテナータを地植えにした場合、やはりいちばん気にかけなくてはいけないのが冬です。
休眠期に入るので水はほとんど必要としません。
気温が下がってくるにつれて徐々に減らし、0度になったら完全に控えます。
また暖かくなって活動を始めたら、開始しましょう。
アガベ・アテナータを地植えする場合
アガベ・アテナータを地植えにする場合、最も注意したいのが土です。
植え付ける穴よりも更に深めに掘って、赤玉小粒や鹿沼土などをブレンドして土壌改良を行いましょう。
また、多肉植物用の土に入れ替えるのも手軽でおすすめですよ。
アガベ・アテナータを地植えに切り替えるのは、春が最もよいタイミングです。
寒い季節の休眠期を抜け、春には活発に活動を始めます。
根を張り新芽を出しとエネルギーにあふれる時期ですから、新しい環境でもそれほど苦戦せずに馴染んでくれますよ。
ただし、同じ成長期でも暑さの激しい夏はアガベ・アテナータも体力を消耗している時期ですから、植替えは控えてくださいね。
アガベ・アテナータを地植えにする場合には、植える場所もポイントになります。
アガベ・アテナータの魅力はなんといっても放射状に広がる美しい葉ですよね。
あの美しい葉に欠かせないのは日差しです。
しかし、一日中陽があたっていては葉焼けを起こしてしまいますから、半日陰がベストです。
アガベ・アテナータを地植えしたときの肥料とは
アガベ・アテナータを地植えにした後、気になるのは肥料ですよね。
一般的な植物には肥料を与えるのが通例です。
アガベ・アテナータも成長期の期間には肥料を与えます。
ゆっくりと効果の現れる緩効性肥料がおすすめですよ。
必要以上に量が多かったり、強すぎたりすると、土あ過栄養状態となってしまい、根を炒める原因になってしまいます。
根がダメージを受けると、結果的に水分や養分を上手に吸い上げることが出来ず、成長を阻害してしまいます。
本来あまり肥料を必要としない植物ですから、穏やかな効き目の緩効性肥料を2ヶ月おきくらいで与えるだけで十分足りますよ。
定量を守って強い株に育てておかないと、冬を乗り切れないこともあるのです。
「可愛い子には旅をさせよ。」の精神で、ややスパルタに育てるくらいの方が強い株に育ちますよ。
アガベを地植えするときに気をつけるポイント
アガベ・アテナータを地植えにする時にもっとも気をつけたいのが、根腐れです。
湿度に弱いアガベ・アテナータは根腐れを起こしやすい植物です。
植え付ける時に土壌改良をするのはもちろんですが、適度な日当たりと風通しを確保できる場所にしましょう。
もう一つ気をつけたいことと言えば、仔吹きです。
鉢植えの場合には、土の範囲が制限されていますから気にならなかったと思いますが、地植えにすると思わぬ場所に仔吹きすることになります。
見つけ次第取り除けば良いのですが、それがお隣の敷地であれば頻繁に出入りするわけにもいきませんよね。
広く余裕のある場所に植え付けるのが望ましいのですが、それが難しい場合は鉢植えのまま地植えにするのも一つの手段です。
アガベがなりやすい病気とつきやすい害虫
最後はアガベ・アテナータがあいやすい病害虫被害についてご紹介しましょう。
よく見られる病気は炭疽病や葉枯病です。
これらは 日照不足や過湿が原因で起こります。
頻繁に起きる場合には環境を見直す必要があります。
日当たりや土の排水性をチェックしましょう。
病気を見つけたときの対処法は、葉を切り取ることです。
また、薬剤散布も効果的です。
アガベ・アテナータが被害にあいやすい虫は、カイガラムシです。
貝のような殻をもつことから名付けられた虫で、種類によって動くものと動かないものがいますが、どちらも吸汁するので数が多いと最悪枯れてしまうこともあります。
カイガラムシを見つけたら、そのたびに駆除しましょう。
歯ブラシや刃先などを使って、葉を傷めないように物理的に除去します。
放っておくとカイガラムシの排泄物で病気になることもありますし、あまりに数が多く対処しきれない場合には、葉を切り落とすことになってしまいます。